泣いているじゃないか!
イジメ騒動は残念ながら定期的に発生が確認され、さらに学校側の隠蔽といった動きが伴うなど溜息がこぼれてしまうようなケースとなる場合も少なくない。
昨今ではSNS上に投稿された動画や画像からイジメが発覚し、大問題となる事例も多くあるが、今回騒動となっているイジメ問題も同様にSNSで発信された動画を発端とするもの。
問題の動画には小学生~中学生とみられる少女数名の姿があり、一人の少女が鏡で自分の顔を確認し泣き出してしまうシーンから始まる。
どうやら他の少女たちが一人の少女の顔に落書きを施したようなのだが、この被害少女が泣いているにもかかわらず、イジメは止まること無く、残りの少女たちはこの様子を囃し立て「涙で、メイク落そうとしてる」「これは、どういう作戦でしょうか?」と被害少女に近づく。
その際、おでこに「卍(まんじ)」が書かれていたり、頬には卑猥な単語が記されていることが確認できる。
この悪質なイジメ動画はインターネット上で瞬く間に拡散され、落書きをした少女が東海地方にある公立中学校1年生の女子生徒であることが特定されることに。もちろん学校側にクレームや通報が相次ぐ形となり、市教育委員会の調査が開始されることとなった。
調査の結果、問題の動画は彼女たちが小学6年生の頃に撮影されたものであることがわかり、動画に収められていないシーンとして最後は全員で笑って終わったとの報告がなされた。
全体の趣旨としては少女たち全員が顔に落書きを施し、一人ずつメイク落としシートで落書きを落とすも、最後の一人だけメイク落としシートが無くなってしまうという「ドッキリ」であったとのことで、最終的には隠してあったメイク落としシートで落書きを落とし笑顔で終わったというもの。
しかしこの説明に納得の行かないものからは厳しい声が。
「いじめの数が少ない方がいい、というKPIがきっとあるんだろ。それを無くせ」
「もう教育委員会とか必要ないだろ...」
「経緯を読むと分からなくもないし、言い分を信じるならセーフかもしれんが動画だけ見たらいじめだわ」
「泣き出してるのにからかってる時点でアウト、いじめそのもの」
「てか年取ると普通に可哀相すぎて胸がキューってなるんだが。よく笑ってられるな」
「放送禁止用語を連呼すれば報道されないという賢い裏技なのでは」
他にも「一回だけなら悪ふざけ、反復継続性があったならいじめ」といった線引を行うものもいるようだが、泣いている子を追い込んでいる以上、それが後で撤回されてもトラウマを残すことになるケースはあるのではないだろうか。(文◎編集部)
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