竹下通りは明治通り側からの一通で車一台がやっと通れるほどの車幅だ
2018年は7月に行われた麻原彰晃を含む元幹部13人に対する一斉死刑執行というビッグニュースが大きな話題となったが、やはりこの平成を代表する大事件はそう安安とは幕引きにならないようだ。
1月1日新年の幕開け早々という午前0時過ぎ、若者のファッションタウンとして知られる原宿・竹下通りで明治通り側から入ってきた軽自動車が逆走。
そのまま軽自動車は暴走し、歩行者を次々とはね、男性8人がけがをして病院に搬送されるという事件が発生した。
はねられた男性の中で10代の男子大学生は現在も意識不明の重体となっている。
当初は事故かとも思われたこの暴走だが、車からそのまま逃走し1キロほど先で身柄を確保された21歳の男は、警視庁の取調に対し「テロを起こした」「殺そうと思い通行人をはねた」と供述したため、警視庁では今後、殺人未遂の疑いで逮捕する方針。
また、続報としてこの証言の他に以下のような供述を行っていることが明らかとなったのだ。
『オウムの死刑に対する報復でやった』
この供述の露呈からインターネット上でも注目と議論は加速することに。
「おいおい、まだこんな若い残党が残ってたのか」
「21歳とか事件の時点で生まれてないじゃねーか」
「オウム残党はこのカスのテロを理由に解散させろ」
「渋谷は新年に備えて検問張ってたから変更したんじゃないか?」
「オウム信者というより単に頭のおかしい人か」
「オウムの死刑って半年も前じゃん。半年も時間あったのに軽自動車しか準備出来なかったの?」
もちろんオウム真理教の後継団体とされる、アレフや山田らの集団、上祐史浩氏の立ち上げた団体光の輪との接点なども勘ぐられてはいるが、厳しい観察処分を掻い潜り共謀しているとは考えにくいため、各団体とは繋がりを持たない単独犯、あるいは「報復」との言葉を用い後続の犯罪を誘発する狙い、単にそれらしい理由として掲げているだけといった可能性が指摘されている。
めでたいはずの2019年新春。オウム真理教事件の名残からスタートという点が平成最後の4ヶ月を物語ることとならなければ良いのだが。(文◎編集部)
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