林監督のデリバリー車
永瀬正敏主演『私立探偵 濱マイク』等で知られる林海象監督(60)が、「西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ」の第7弾、「浜名湖殺人ルート」(12月10日夜8時TBS系放送)の演出をしたことが話題になっています。9月放送の「十津川警部」の前作では、俳優として出演して病院院長役を名演するとともに出演者、スタッフと親しくなったそうです。
ドラマに新風を吹き込むだけでなく、ユニークな映画の届け方も話題です。
「映画は映画館に観に来てもらうという固定概念があると思います。でも、昔、紙芝居のおじさんが自転車で街頭にやって来たように、映画も届けられるものなんですね。僕はトラックの荷台に小屋をつけて、こちらからお客さんのもとへ映画を運んでいく移動式の映画館『ハヤシネマ』をつくったりしています。今、山 形の東北芸術工科大学の映像学科で教授として週に3日教壇に立っていますが、学生たちとも、そういう色んな試みをしてみています。これがとても面白い。ヨーロッパのサーカスの控室のような内装で、これがいいんですよ。現在は座席数6つの小さな映画館ですけど、このトラックをベースにしたスクリーンとすれば、大勢が観ることができるようになる。日本中に映画を届けるために、二種免許を取ろうとも思っています。あ、タクシーの運転手もやりたいなあ」(林海象監督)
屋形船と霊柩車をミックスしたようなユニークな形状のクルマ『ハヤシネマ』は夢も運んでくれそうです。(文・写真◎野島茂朗)
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