観光大国になった日本 そのインバウンド効果は「外国人大歓迎」に変化した風俗産業にも

2018年03月14日 ソープランド 外国人 観光客 風俗

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 日本政府観光局の最新の調査(2018年1月)によれば、日本を訪れた外国人観光客は、1月の訪日数としては過去最多の2,501,500人だったという。また、前年同月数でも9%増となっており、相変わらずのインバウンド特需を受けていることがわかる。この傾向は、少なくとも2020年の東京オリンピックまでは続くと思われるが、時流に敏感な風俗村も乗り遅れまい! と積極的な姿勢を見せているようだ。

 もともと、日本は世界に冠たるセックス産業大国(セックス大国ではない。為念)であり、他の国に見られないユニークな性風俗が存在することが海外でも知られていた。
 もっとも、その理由の多くが、痴漢専門店(イメクラ)やオナクラなど、 「ヘンタイ国家」の象徴として報じられたことと関係しているのは事実だ。しかしその反面、実際に日本まで来て、性サービスを受けたいと思う男性にとっては、憧れのサービスであることもまた事実なのである。その代表として、ソープランドがあげられるだろう。

 無論、他国にも売春が出来る施設はいくらでもあるが、ソープランドの"潜望鏡""泡踊り""くぐり洗い"などの繊細なテクニックは日本ならではのものであり、他国の男性からみればアメイジングなものに見える。そして、その需要をすかさずすくい上げたのも、やはりソープランドだった。

 現在、ネットの風俗情報のなかには外国人可能、というより外国人のための案内サイトがかなりの数用意されている。そのほとんどが、英語、北京語、ハングルでも表示できる。
 ここでソープランドは主役の座を占めており、特に「吉原」の人気・知名度は大きい。そもそも、吉原の一部店舗(そのほとんどが高級店)は以前から外国人、特にVIPの客を受け入れており、その下地はあったのだ。

 昨年、引退を発表したヨーロッパを代表するハンサム俳優も、来日した際に吉原にある高級ソープを訪れ、「トレビア~ン!」と感動したとかしないとか......。

 まあ、これは"吉原伝説"の類かもしれないが、実際問題として先日も筆者は、歌舞伎町にある大衆ソープランドから白人男性が顔を紅潮させながら出てくるのを見かけた。少なからず、インバウンド効果が風俗村に及んでいるのは事実であろう。

 この風俗へのインバウンド効果はソープランドだけにはとどまらず、他の業種にも波及している。その代表がデリバリー型の風俗だ。特に欧米の男性の支持が多いともいう。
 これはある程度理解できるところで、そもそも欧米(特にヨーロッパ)にはエスコート型の売春が定着しており、またそのスタイルもタテマエ上ではあるが紳士的だ。そういった意味では彼らにとっても馴染んだサービスと言えるのあろう。

 なんにしても、一昔前なら「外国人お断り」が風俗村の主流だった。それが大きく変化しているのは、潮流に乗ったのか、あるいは背に腹は代えられないのか。風俗村らしいといえばらしい話ではある。(取材・文◎鈴木光司)

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