【衆院解散】小池百合子都知事衆院選出馬の可能性が高まる

　あくまで現時点ではと言っておこう。27日晩あたりから小池都知事が衆院選出馬するという情報が永田町から出ている。後釜の東京都知事には、接触中の大物民間人。小池氏自身は10月5日に出馬するというスケジュールが出回っている。

　小池都知事のコメントにも、その可能性が高いとみられている原因だ。衆院選出馬について「都政をしっかりやります」というものになっている。裏を返せば、なぜ否定しないのかというのが永田町住民の意見だ。

　政治家の出馬について「出ない」というのは反対の意味ともいわれ、橋下徹氏が「二万％出ない」といって出た大阪府知事選が記憶に新しい。

　「都政のことを全くやっていないのに」「東京都知事は衆院選へ。女性初めての首相になるための足場だったのか」という批判が必ず出てくる。

　それをいかなるロジックで世論を味方につけるのか。得意の「しがらみ勢力と戦う私」を演出するのが小池氏の常道だが、彼女だけでは勢いがつきにくいかも知れない。それには小池氏の票田である無党派層を味方につけるしかない。無党派層に受ける政策の一つが脱原発だ。都知事選では否定していたが、当時隊列候補だった鳥郷俊太郎氏が「核保有容認論者だ」と指摘していた。

　小池代表が次期都知事として依頼・接触している人物の動向によって、小池百合子代表の衆院選立候補もあり得ない話ではない。(麻木明)

《参考文献》「小池百合子写真集」小池百合子写真集 YURiKO KOiKE 1992-2017 鴨志田孝一(著)