元ジャニーズ平本淳也が語る...天才・ジャニー喜多川伝説 「嫌われると地獄に落ちる」

2013年09月18日 ジャニーさん ジャニーズ 平本淳也

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hiramotosjani.jpg ジャニーズ事務所の社長で芸能界の一大帝国を築いたジャニーさん。本名は喜多川擴(ひろむ)といって日本人ですが、なぜかジャニーさんなのです。おねぇ様のメリーさんも「ジャニー!」と呼んでいるので、昔はジャニーという名前かと思っていました。

 もちろん誰でも知っている名前ではあるでしょうし特に説明もいらないと思うが、知っているのはジャニーズの社長でしょ、というくらいでほとんどのことは知られていないのが実情だ。

 例えば、ジャニーさんは日本人で独身。野球と車が好きで何よりの趣味がエンターテインメント。そして特技が男の子を見る眼であろう。ジャニーさんの眼に適ったものは出世するし、逆に嫌われると地獄に落ちる......。というよりシャレにならない例も多いので書かないが、日本のエンターテイメント業界ではディズニーランドとシーのリゾートに次いで第2位の経済規模を誇る企業グループ、ジャニーズ帝国を一代で築いた総帥だ。

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 とにかく凄い方であるし、オレは物凄く尊敬できる人としてそう何度も記してきている。ただこれまで、その凄さをアピールした活動や発表もほとんど知られてないが、スタジアムやドーム球場といったの大規模コンサートや舞台演出では日本一の実績を持っている。

 2011年にはじめて「顔写真」を公開するなど「やっと表舞台に出てきた」と話題になった。しかしみんな知らないだけで過去には顔も全身も普通にメディアに掲載されていたし、自らの凄さ的な活動は常に発信してきているのに、マスコミやファンはそれに注目してなかっただけなのだ。

 事務所の社長だから、ファンにとっては注目の対象ではないし、本来は世間的にも大した興味はないはず。というよりジャニーズ事務所の社長というのはわかるが、他のプロダクションの社長と言われても知らないよねぇ。業界人ならそこそこわかるが一般の方にとっては知ることでの利益は何もないから興味そのものが生まれないのだ。ジャニーさんの場合、名前だけでも誰でも知っているというだけで凄いこと! というより「日本一有名なニックネーム」だと言える。

 ところがこのジャニーさん、日本一どころか今では世界一の称号をいくつも持っている。2013年の顔出しのキッカケとなったギネス記録「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」と「最も多くのナンバーワン・シングルをプロデュースした人物」の認定が有名だ。これに伴って「マスコミに勝手に撮られるのは嫌だ」としてサングラスにキャップといった格好で発表した写真はまるで「振り込め詐欺」の「引き出し担当」のように見えるものだった(笑)。

 まぁ、ジャニーさんにしてみれば、顔を出すなんて今さらって感じでしょうけど、週刊誌などで勝手に使われていいる写真が気に入らないのでしょう。ごもっともでございます。

 そんな話はともかく、ギネス認定での世界一はニュースとしても配信されてジャニーの内外でも広く賑わったのだが、ギネスってどんなことでも良いのよね。例えば、縄跳び何回飛べる? とかさ、モー娘。時代の辻ちゃん、加護ちゃんも巨大なフラフープで世界一になっているはずだし、テレビの企画でよくやっているから、いろんな世界一がゴロゴロいたりする。

「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」というより「総動員数」でも世界一じゃないのか? 余裕で世界一でしょう。全国のドームを何回満員にしているのか......という計算だけでも凄い数になるはずだ。

 ふたつめの「最も多くのナンバーワン・シングルをプロデュースした人物」というのは、1974年~2010年の間に同事務所所属の40組以上が232曲(2011年の時点)で「ナンバーワン・シングル」になったということらしいが、こっちは正直なところちょっと微妙だ。だってジャニーさんは社長であり、代表でありという立場であって楽曲の制作には直接関わってないし、本当にプロデュース(制作)した人は別にいるわけなので、ここは言い換えて「発掘した歌手」とか「育成した歌手」が発表したとかならわかる。別にそれでも世界一は取れるでしょうから、あと10冠くらいは余裕でいけそうだ。

「楽しさだけでショービジネスをやってきた。世界一と言われ、本当にうれしい。命ある限りやっていきたい」と大喜びしたというエピソードも報道されているが、前出しているようにジャニーさんにとってエンターテインメントは最高の趣味なのだ。その趣味から生まれた作品たちも各々が圧倒的な記録を打ち立てている。

 たとえばKinKi Kidsは、97年7月に発売されたデビューシングル『硝子の少年』以来、すべてのシングルが初登場首位を獲得しており、01年2月に発売された11枚目の『ボクの背中には羽がある』の時点で「デビューからのシングル首位連続獲得記録」のギネス記録として認定されている。

 勢いのある嵐はどうかといえば、「24時間以内に、地上波放送にて放送した同一商品のテレビCM最多バージョン数」、「1つの有料放送局で、8時間以内に放送した同一商品のテレビCM最多バージョン数」、「1つの30分番組内で放送した、同一商品のテレビCMの最多バージョン数」の3件で認定などなど。ジャニーズの上位連中はほとんどギネス級の記録を持っているのだ。

 というより、ギネス記録をいくつ持っているか......という数でも世界一になれるでしょう。そんなことができるのはジャニーさんだけだ。やっぱり凄いぞジャニーさん。

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「帰ってきたカルチャースタァ☆平本淳也」

Profile●ジャニーズ出身の実業家、作家、投資家。10歳で芸能界入り、30歳過ぎまでアイドルを続け、現在もテ レビや雑誌で活躍を続けるなか、月間100万アクセスを獲るカリスマブロガーとしても知られる。22歳のときに物書きデビューして以来、34冊の書籍を発 表。http://ameblo.jp/junya-hiramoto/

Written by 平本淳也

Photo by Cea.

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