ジャニーズたちの進路 関ジャニ∞渋谷すばる 37歳の決断(1)|平本淳也

2018年04月16日 ジャニーズ 平本淳也 渋谷すばる 脱退 関ジャニ∞

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 30代後半ともなってくれば人生を見直したりもするでしょう。仕事も私的も含めて思ったり考えたりは誰にだってあること。既に20年以上も「勤務」してきた大人の男性として考えたら何ら不思議はない。

 15歳で芸能界入りし18歳で全国区の知名度となり、今では紅白出場の常連グループのメインヴォーカリストの渋谷は、相応の社会的な立場と生きていくための術や技は十分に備わっているゆえ先行きの選択肢も無限にある。

 SMAP解散の時にも多く綴った事だが、多感な10代から30代後半までジャニーズ一本20余年、別に違う道を試みても良いでしょうし、また人生の選択は自由である前提からして多くの可能性を夢見ても誰が文句を言えるのか。

 AKBグループにも言えることだが、多くは「やりたいことがある」という理由で脱退。グループに属しながらやれば良いじゃんとの声ももあるが、時間的には相当難しいのだ。歌やダンス、関ジャニであれば楽器も加わり、とても他の事を広げようとしても無理が生じる。さらに渋谷に至ってはバンドもあれば作詞作曲も手掛けていることから、時間リスクはとても大きくのしかかってくる。

 もしやりたいことがあり、それがいつなのか問われたときの「答え」に過ぎない。古くは、オートレーサーを志してSMAP脱退を申し入れた森の決断こそ有名だが、彼には「そのとき」が最後のチャンスだったわけで、いつでも良い事ではなく、その時間が最も価値がある。

 普通の10代や20代の若い時間と70代や80代の過ごす時間は異なるわけで、出来ることも限られてくる。ボクサーになりたいといって20代半ばで最後のチャンスにかけた友人もいれば、一般企業への就職に目を向けたジュニアの超売れっ子だった小原裕貴という例もある。

 世間が知らないところでも多くのジャニーズが辞めている事実がある。ただこれは高齢化の問題で、30になってもジュニアなんかやってられない&食えない理由からだが、年齢的に「まだ軌道修正ができる」ことも考えられている。40や50を超えてもアイドルを目指していますというのは一般的に無理があるし、またその一般に「戻れなくなる」という「期限」も彼らには課せられる。

 今だったらまだ他にやれることがあるという立場と時間も金もなければ体力もないのなら生きるのもツライ。行動するなら辛くなる前の一念発起が勧められるでしょう。芸能人とて考え方はごく普通であるが、「有利不利」と「銭金の有無」など現実的な環境も関ジャニ渋谷レベルなら年収2億を10年近く蓄えた資産もあり、選択の自由もさらに広がる。

 まぁ生きていくうえで生活に困らないのが一番である。その懸念に心配がないのなら独立だって普通に考えるでしょう。ただ、グループやユニットというのは、社会環境で言うと「部署」であり、その主任が突如として辞めるというのは常識的にあり得ないことだ。事前の相談があれば「まず引き止める」のも同僚や会社の役目だろう。

 選択は自由にしても責任は大きい。好き勝手に入ったり辞めたりというのはまずないし、特に公人ともなれば契約条項からしても常識外となる。契約に反せず、常套なる手段ならごくごく普通だ。辞めるのも引き止めるのも当たり前でしょう。逆に引き留めてもらえなかったらショックでしょう。

 また「辞める」という口実は「交渉」にもよく使われる。もちろん「引き止められる立場が前提」だが、そのあたりはプロ野球が良い例でしょう。報酬など金銭的な部分が主となるが、個人的な活動を認めるとかプライベートは関知しないとか、そういった条件も最近ではよく見られる。

 とにかく芸能人というのは影響力が大きい分だけ責任も広くなり、個人対会社という簡単なものではない。レコード会社やCMクライアントに地方の興行まですべてに影響が出る。人として思うところ、なるべくして本当なら迷惑はかけたくないでしょう。

 それに今と昔の話になってしまうが、絶対的なジャニーズも今ではそうではなく、求心力が衰えているのは言うまでもない。超大手の安定感は絶大だが、老後の将来までは保証もない芸能人なら動ける「今」というのはとても貴重な時間である。

 ジャニーズに至ってはジャニーさんが終われば「会社」も終わりだ。この場合の「終わり」は、これまでのジャニーズとは異なるということで、組織が解散や壊滅になる例えではない。それは自他が認めていることであり、2020年まで現役元気で持ってくれたら満足という公言のもとに解釈されるが、その後のジュリー体制については、元からジュリーはマネジメント事業には興味がないので、資産運用的に存続されるでしょう。

 現金、不動産、著作権、版権だけでも莫大な資産になり、相当の影響力は持ち続けていくがゆえ、ジャニーズそのものが衰退することはまずない。企業としてどれだけ優秀かというのは社会そのものが認めているところで、ファンや外野の評価とは程遠い。

 皆が思うジャニーズの未来像は繁栄豊であるが、タレントを輩出してマネジメントするというビジネスは打ち止めとすることも、それぞれの「思い」に拍車がかかるでしょう。世の中では「2025年問題」というのがあるが、ジャニーズでは2020年問題と言える。タレントに限らずスタッフらも「それまで頑張るか」という声もあるくらいだ。

(文・平本淳也)
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