【乃木坂46を卒業】生駒ちゃんはなぜバッシングの嵐にも無言を貫いたのか──【運営に翻弄】

2018年02月07日 

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乃木坂46 生駒里奈ファースト写真集『君の足跡』


乃木坂46の生駒里奈が1月31日、グループから卒業することを発表しました。詳細は未定ですが、「次のシングルをもって卒業」とのこと。卒業ライブなどがあるかどうかも、発表されていません。

生駒ちゃんといえば、乃木坂46の初代センター。2012年2月リリースの乃木坂46のデビューシングル『ぐるぐるカーテン』から、2013年3月リリースの5枚目のシングル『君の名は希望』まで、5作連続でセンターポジションを務めました。

初期の乃木坂46の顔ともいえる生駒ちゃん。黒髪美少女が多い乃木坂46の中でボーイッシュな生駒ちゃんが目立っていたのは事実だし、その生駒ちゃんをアイコンにすることで、乃木坂46を世間に広めていこうという戦略は、とても解りやすいものでした。実際に、アイドル事情に詳しくないようなおじさんでも生駒ちゃんの顔と名前くらいは知っていたことでしょう。

しかし、グループの顔として全面に出される生駒ちゃんを快く思わないファンがいたのも事実で、生駒ちゃんをバッシングする意見も少なくありませんでした。たしかに、ファンの意見が反映されたわけでもなく、運営サイドの判断でセンターに置かれていたのだから、納得いかないという声があるのも仕方ないことです。でも、与えられた使命を全うするべく、ただただ頑張っていただけの生駒ちゃんが叩かれるのは、あまりにも気の毒でした。

そして、6枚目のシングル以降、生駒ちゃんはセンターから外れ、重責から解放されますが、今度は2014年4月から約1年間、兼任という形でライバルグループであるAKB48のメンバーとして活動することになります。そして、ここでまたファンからあれやこれやいわれてしまうのです。

そもそも兼任については、乃木坂46のメンバーからも否定的な意見がありました。運営にしてみれば、乃木坂46の知名度を上げたいという目的もあったでしょうが、誰もが簡単に受け入れたわけではない。メンバーも納得しないのだから、ファンが反発するのも仕方ない状況。運営に対する批判だけではなく、生駒ちゃんに対して「なぜ兼任を断らなかったんだ!」なんていう声もありました。

でも、果たして生駒ちゃんに断るという選択ができたのでしょうか。ソロのアイドルならまだしも、グループアイドルにおいて1人のメンバーが運営の判断に意見でもしようものなら、ほかのメンバーにも影響が出てしまう。それこそ、生駒ちゃんが兼任を拒否したら、別のメンバーが兼任をすることになるはず...。そういう状況の中で、生駒ちゃんは"損な役回り"を担っていたというわけです。そう考えると、生駒ちゃんは自分が叩かれることを承知で兼任を受け入れたのかもしれません。

運営の方針に翻弄される形で、ひどい目に遭わされてきた──という印象が強い生駒ちゃん。卒業することでやっとここから解放される...かと思いきや、卒業後もまだ、過酷な現実が待ち受けています。

乃木坂46では世間的な知名度があるメンバーが卒業した例がまだまだ少ない。盛大に卒業したのは橋本奈々未くらいですが、その橋本はそのまま芸能界引退なので、"卒業後の現実"にさらされることもなかった。ところが、生駒ちゃんは卒業後も芸能活動を続けると表明しています。つまり、生駒ちゃんは「乃木坂46を卒業した人気メンバーは、芸能界で活躍できるのか」ということを検証する実験台になってしまうわけです。

もしも、生駒ちゃんが卒業後に活躍できなかったら"乃木坂46の卒業メンバーは使えない"というレッテルを貼られかねない。そうなったら、生駒ちゃん以降に卒業するメンバーたちに、仕事が回ってこなくなるかもしれない...。生駒ちゃんは今後乃木坂46を卒業していくメンバーたちの未来を背負っているといえるでしょう。他のメンバーたちの未来のために、生駒ちゃんは卒業後も過酷な現実の中で戦わなければならないのです。

まったくもって気の休まる暇を与えてもらえない生駒ちゃん。乃木坂46の運営サイドは生駒ちゃんの将来について、ちゃんと責任を持ってサポートしていく必要があるはずです。大きな仕事を回してあげるとか、なんなら年金を支払って生活だけは困らないようにしてあげるとか、とにかく生駒ちゃんが幸せでいられる環境を作ってあげてほしい。このまま乃木坂46に振り回されたままでは、生駒ちゃんがあまりにも可哀想過ぎます。

生駒ちゃんは、乃木坂46にとっての最大の功労者です。せめて最後くらいは気持ちよく卒業できるように、素敵な花道が作られていくことを願います。


文◎大塚ナギサ

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