川口春奈の主演ドラマ『夫のカノジョ』が今季のドラマでの最低視聴率番組となり、彼女が数字の取れない女優的な扱いをされたり、彼女がブログで「視聴率、視聴率、、今はすべてが数字で判断される時代なのかな」「悲しいな...」と嘆いたりしているわけですが、ドラマの低視聴率が全部主演の人間のせいにされる風潮って何なんですかね? ボクも杉作さんとのイベントなら地方でも200人ぐらい入ったりするけど、初めての会場で違う相手とやるイベントだと10人入らなかったこともあるわけで。つまり、共演者や会場や開催時期やテーマによって集客が変わるように、ドラマでも重要なのは脚本や監督や放送日程や共演者のはず。これまで、初めての主演ドラマがコケただけで責任を負わされ、潰された人も結構いるんだろうなあ......。主役級の役者のスケジュールをとりあえず押さえて、そこに企画を当てはめるようになった弊害なのかも。
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Written by 吉田豪
Photo by 「夫のカノジョ」公式サイト(TBS)
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