被災者に風呂を開放したソープランドも翌日には通常営業 北海道の風俗村の逞しさを支持したい

2018年09月12日 すすきの ソープランド 北海道 北海道地震 被災者 風俗村 風呂を開放

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 甚大な被害をもたらした北海道地震での死者は44人(9月10日午後発表)にのぼり、道民の心身に大きな傷を残した。改めて、犠牲者の方のご冥福を祈るとともに、一日も早い復興を願いたい。

 そんな過酷な状況のなかだが、われらが風俗村は他にさきがけるような逞しさを見せている。札幌ススキノのソープが、停電のため営業できなかった7日、プレイルームを開放して被災者のための入浴にあてたのはその代表例だろう。
 新聞報道によれば、昼ごろから午後8時半までに40人ほどが利用したという。入浴料500円はご愛敬だが、その40人に女性客や子どもがいたのかまでは記事からは読み取れない。だが、ソープの広い浴室、大人ふたりがゆったり入れる浴槽が被災者の役に立ったのは想像に難くない。

 もっとも、ネットでもこの"美談"は話題になっており、被災者らしき人から「子連れでは行きづらい」などの書き込みも見られた。確かにソープランドという存在自体が曖昧なものであり、それを子どもに理解させるのは難しいし、ためらう人もいるだろう。そのような声もわかるし、40人という利用者が多いか少ないかという話にもなるかもしれない。しかし、このソープの決断自体は素晴らしいものだし、日陰者の風俗村ならではの取り組みとして評価されるべきではある。

 このような美談の一方でまた、北海道の風俗村はしたたかな逞しさも見せている。被災者に風呂を提供したソープもその翌日である9月8日には「通常営業」に戻っているし、地震の翌日にも一部のデリヘルなどでは営業を続けていたケースがあった(客が来たかどうかまではわからないが)。地震から5日たった11日現在では、ススキノを中心とする風俗店は節電こそ心がけているが、ほぼすべての店が通常営業に戻っている。もちろん、店側の収支バランスもあるだろうし、それ以上に日銭を稼がなければ生活ができない風俗嬢の懐事情も大きい。地震被害で休んではいられない......というのが実情なのだろう。

 このような風俗の逞しさには一部から、「こんな時に風俗にいくやつがいるのか」とか「水と電力の無駄遣い」などの批判があることも確かだ。しかし、厚真町のように被害が大きくまた、インフラまでも破壊された場所ではそうであろう。しかし、人はパンのみで生きるにあらず、ある程度の手当がつけば、どんな状況でも息抜きやリラックスは必要不可欠である。そういった意味でも、北海道の風俗村の取り組みと逞しさを強く支持したいと思うのだ。(取材・文◎鈴木光司)

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