LGBTに早くから対応してきた風俗業界 近年そこから一歩進んだ「レズビアンデリヘル」が出現

2018年09月26日 LGBT レズビアンデリヘル 休刊 新潮45 新潮社 風俗業界

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「新潮45」の小川論文で、またもや世間を騒がせた新潮社。東京新宿区にある同社近くの看板にヘイトを揶揄する落書き(というには、ある意味、よくできている)がなされ波紋を呼んでいる。

 この騒動、もともとは同誌の特集で、「LGBTには生産性がない」という論文が掲載されたことが発端となっている。新宿二丁目に30年以上足繁く通い、日本で初のレインボープライドデモも取材した筆者から見れば、日本のLGBTに関する認識は世界よりふた回り遅れているという感じだ。しかし、保守派を中心に様々な意見があり、それはそれでひとつの見識なのではあろう。

 さて、いずれにせよ、今回の騒動で図らずもLGBTへの根強い偏見があることをみせた日本社会だが、風俗業界でのLGBTへの「理会」はとうの昔から進んでいる。その先駆けのひとつが、老舗ホストクラブ「A」で有名なAグループが手掛けたおなべクラブ「N」だろう。1988年にオープンしているので、リニューアルを重ねながらもその歴史は30年になる。当時、オープンしたばかりの"美男子"揃いの看板をみて、これがおなべなのか......とその凛々しさに感嘆したことを覚えている。

 もちろん、当時から二丁目界隈にはおなべ系の店があったが、ホストクラブで培ったノウハウをもって、高級サパークラブ形式のおなべバーを確立させた、という意味で先駆的な存在であることは間違いない。

 これらおなべクラブ(バー)はいまや、都会はもちろん、地方の繁華街にも進出しており、風俗業界ではLGBTという存在はマイノリティではなく、ごく近くにいる存在となっている。
 さらに最近では、おなべクラブから一歩進んで、性風俗でもLGBT向けの店舗が増えた。その代表が、「レズビアンデリヘル」に代表される女性専用の派遣型風俗店である。

 これは文字通り、男性向けデリヘルの女性版であり、当然のことながら男子禁制だ。店舗にもよるが、タチ(攻め)、ネコ(受け)はもちろん、リバ(両方)にも対応できるシステムで、また、レズ未経験の女性やヘテロだけど経験してみたい! という女性も歓迎している。
 料金はまちまちではあるが、40分10,000円~という店舗もあり、値段的にも男性用のデリヘルとさして変わらない。

 これら「レズビアンデリヘル」は、まだまだ東京や大阪のような大都市部が中心ではあるが、潜在的な需要を考えれば、(飽和状態に陥っている)既存の男性用デリヘルより成長株だと言えよう。
 いずれにせよ、男性であろうと、女性であろうと、障害者であろうと性欲はある、という当然のことを鑑みれば、ミソジニーが跋扈する日本だからこそ、このような風潮は強く後押しするべきではないか。(取材・文◎鈴木光司)

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