ワンコインランチはもはや絶滅危惧種!? まだあった! 高円寺激安満腹ランチ! |ビバ★ヒルメシッ!!

味楽のサービス定食が値上げしていた!!450円だったはずのサービス定食が、480円になってしまっていた。直に500円を超える日が来るのだろうか。10月の増税が恐い。味楽といえば、昔ながらの中華食堂で、所謂町中華というジャンルに組み込まれている。高円寺駅から高架下を通って阿佐ヶ谷方面に向かい、左手にある人気のお店だ。

高円寺といえば、じゃり銭で飯が食えるビンボー人御用達の物価激安地域だと思っていたが、その地位も徐々に脅かされている。現状、僕が把握しているワンコイン飯はタブチ、富士川食堂、味楽のみである。ほかは大手チェーン店ばかり。吉野家、松屋などの牛丼チェーンや中華食堂一番館などの中華チェーン店は除外しておきたい。ワンコイン飯の定義は個人経営で、ご飯と味噌汁がつく定食で、500円払うと満腹になれ、一日一食それさえ食っておけば死ぬことはない。ワンコインで栄養を満遍なく取れる食事としておこう。

天王もラーメンはワンコインで食べられるが、他の定食はすべて501円以上だ。このままでは、高円寺からワンコイン飯が消えてしまうのではないかという危機感に苛まれたが、自分に出来ることは何もない。
今日も安くて美味しい食事にありつけることに感謝しながら到着したサービス定食を口に運ぶ。

 味楽のサービス定食は最高だ。現場飯とも表現できる、この粗暴な盛り付け。日によっておかずは違うが、今日は盛り盛りご飯に、アジフライに豚肉醤油炒めに山盛りキャベツ、ハム、焼き海苔、味噌汁といったThe町中華と言わんばかりのメニュー。いつもは目玉焼きがつくのだが、今回は肉とアジフライの原価が高いからなのか、なしだった。残念だ。

他のメニューもラーメンはもちろん、定番ニラレバ炒めからカレーライス、ジャンキー御用達のウインナー定食まである。
あと、ここのウインナーは魚肉なのだ。この魚肉ウインナーの魅力に取りつかれるとシャウエッセンがスノッブ野郎に見えてくる。やはり、町中華のウインナーは魚肉でなくてはならない。安っぽいウインナーこそ至福なのです。(シャウエッセンも大好きです。)

耳寄りな情報だが、毎月10日に行くと100円割引券が3枚入ったポチ袋がもらえる。これを使うと、実質3回は380円でお腹を満たしてくれるのだ(一回に一枚しか使えない)。毎月10日に味楽へ行き、割引券を補充しつつ、割引券を使ってサービス定食を食べれば、常に380円で満腹になれる。味楽はビンボー人の味方だ。(文◎山崎尚哉 阿佐ヶ谷ロフトA)