衝撃的な調査結果! 日本人の働き盛りは4人に1人がセックスをしたことがない!? 日本衰退のシグナルか

4月8日、産経新聞などが報じた日本人の性に関するデータが世をざわつかせている。東京大学とスウェーデン・カロリンスカ研究所の合同チームは8日付の英医学専門誌において、18~39歳の日本人の25%に異性間の性交渉がない……と発表したのだ。

まさに社会の中心にいる世代たちの4人にひとりが
性交渉がない、セックスをしたことがないというのだから、少子高齢化に拍車がかかるのは当然と言えるだろう。

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このデータは2015年の国立社会保障・人口問題研究所が行う出生動向基本調査に基づくということだが、1992年の同調査では(未経験率が)20%だったという。つまり、およそ23年で、5人にひとりから4人にひとりという具合に、”草食化”の拍車がかかったということになる。

各マスコミでは、経済の長期低迷で年収は大幅に下がったこと。また、(2010年調査の)年収300万円以下の層で未経験率が高くなる傾向などを取り上げ、少子高齢化対策への取り組みに活かすべきという論調も見られる。

写真はイメージです

ある意味、この「衝撃的データ」は社会の危機として大真面目に捉えられたワケであるが、常日頃、性交渉とは隣り合わせに暮らしている風俗業界も、この結果には興味津々。大手風俗掲示板では発表とほぼ同時にスレが立つなど、早速、この話題がネタになったのだ。

そのなかの興味深いコメントをピックアップしてみると、まずあがるのが、
「ソープにいくくらいの金はあるやろ」
「1万円あれば、経験できるだろ?」
などの風俗で経験すればいいじゃないか! という風俗活用論である。

前にあげた東大チームの発表では、あくまで異性間の交渉がない(ちなみに、同性間の交渉はデータがないということ)ということなので、風俗用語的にいう”素人童貞”という定義も捨て、純粋に童貞・処女率と考えていいだろう。

そういった意味では、風俗ファンがいうように、(少なくとも男性の場合は)ソープなどで性交渉を持つことはできるのだ。もちろん、「初体験は好きな人と……」などのナイーブな感傷を持つ男性がいないわけではないが、若年期のセックスへの渇望を鑑みれば風俗店の活用はあって然るべきかもしれない。

逆に、この草食データを可あるいは当然という意見も少なくなかった。
「無職や定収入で子ども作っても生きて行けないから、これでいいんじゃないの?」
「(無理に子どもを作り)虐待なんかされるよりマシ」
「引きこもりも多いから」
「AV見てオナニーで十分でしょ」
などであるが、ある意味現状をクールに見ている世代だけに、4人にひとり~という結果にもさほど驚かなかったということなのだろうか。

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いずれにしても、日頃異性に接触機会が多い人たちでも、意見は二分しているのだ。やがて4人にひとりが、3人にひとり……などという時代が来る可能性もあるのかもしれない。(文◎鈴木光司)