急に会見し出した菅総理 謎の自信の根拠はバイデン首相会談が成功した(と思い込んでいる説)│プチ鹿島

ワクチン後進国なのに謎の自信(撮影・編集部)

新聞や雑誌が大好きな野次馬の私ですが、最近ひときわ注目した記事があります。それはこちら。

『首相、会見に積極姿勢 訪米で自信? 5日連続応じる』(産経4月23日)

菅首相は4月に訪米してバイデン米大統領との会談に臨みました。すると政府高官のコメントとして、「訪米後、自信を深めているようだ。表情にも余裕が出てきた」というのです。
そのせいなのか「首相は米国から帰国した翌日の13日以降、記者団からの質問に連日応じている」と記事は書いています。
私はしみじみと読んでしまいました。まず記者の質問に5日連続で応じたことがニュースになるのもあれですが、「会見に積極姿勢」とはいえ、問われるのはその内容です。

先日も緊急事態宣言の延長を表明する首相会見がありました(5月7日)。

会見の内容を見て《自民党の閣僚経験者は「国民が納得できるような明確な説明がない」と首をひねる。》(朝日5月8日)と党内からも疑問に思う声があるようです。

あの会見も菅首相はアメリカで自信を得た成果なのだろうか?謎すぎます。
産経新聞は「訪米で自信?」と書きましたが別にヨイショ目的ではなさそう。というのも「週刊新潮」(5月6・13日号)にも似たような切り口の記事があったからだ。

そこには「全国紙のある政治部デスク」の言葉として、

「菅さんは4月中旬の訪米を機に、どういうわけか気持ちが大きくなってしまった。(略)どうやら菅さんは日米首脳会談が成功したと思い込み、自信を取り戻しているようなんです」

うわぁぁぁぁ。

このことから週刊新潮は「KY宰相」と名付けています。「令和」を発表したおじさんがKYという「昭和」の流行語で語られているのです。でも本当に、本当に、首相は日米首脳会談で自信を持ったのでしょうか?こんな記事があります。

テレビ局に予算がない! 四月改変で異様な現象が次々と 『報道ステーション』のひんしゅくCMは日経WBCに寄せたのか | TABLO