9月1日、米国ジョージア州ローレンスビルの上空で奇妙な物体が目撃された。それは明るいオレンジ色で「十字架」の形で、音をたてず、ゆっくりと移動していたという。米国の複数のUFO関連サイトが伝えている。
目撃者によると、この謎の十字架が上空に浮かんでいたのはわずか20秒足らずの時間だったという。同時に二つの未確認飛行物体を目撃したと報告している。目撃者は語る。
「私は明確な視力を持っているので見間違いではありません。ひとつは完全に停止していて、もうひとつはゆっくりと近づいてきました。私は撮影しようと携帯電話を探しに部屋に行っている間に消えてしまいました」
結局、目撃者は証拠となる写真を撮影することができなかったのだが、じつは欧米各国では、以前から今回と同じ「空に浮かぶ謎の十字架」の目撃例があったのだ。なかでも興味深いのは、2009年12月22日に英国北マンチェスターで発生した事例だろう。
目撃したのは、サウスヨークシャー州警察のイアン・ソーヤー巡査。正真正銘の警察官だ。クリスマスを目前に控えた寒い冬のある日、夜空には星と月が完全に見えていたという。彼はラウンジで座りながら友人とメッセンジャーでチャットをしていた。そして何気なく目を窓に向けると上空にオレンジ色の輝く不自然な光が目に入ってきた。驚いてイアン氏が窓から顔を出して上空を確認すると、十字架状の浮遊物が、燃えるように光っていたというのだ。当初、イアン氏は飛行機だと仮定したものの、あまりに形や大きさが違いすぎるので現実性がなく、その大きさは推定でジャンボジェット機の3〜4倍以上だったと語っている。このときに撮影されたのがこの画像だ。
この「空に浮かぶ謎の十字架」は欧米ではよく知られた現象でもあるようだ。古いところでは1967年10月24日の「デボンフライングクロス事件」が有名だ。イギリス郊外デボンで、突如として上空に謎の十字架が現れ、2人がパトカーで追いかけるという騒動が起きている。この事件は『TIMES』のフロントページを飾り、謎の十字架の存在が全英に知れ渡っている。(上段の画像を参照)
英国のネットユーザーの間では、「終末を示す神からの啓示説」といったものから、英国国防省が騒動を治めるために30年以上経ってから発表した「金星の見間違い説」などが語られている。だが、いずれも強い説得力を持っていない。だからといって「UFO」の一言で片付けるのも疑問だ。続報を待ちたい。
Written by 内村塩次郎
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