イランで発見された謎のミイラの正体は果たして......? アメリカのUFO研究家によって公開された宇宙人(?)のような小人のミイラ画像に関しての続報が届いた。
今年8月11日、ペンシルバニアUFO研究所のディレクター、ブッチ・ウィトコフスキーは、ある一通の奇妙なEメールを受け取った。差出人は「ハミドG」と名乗るイラン人だった。
「奇妙な生物の死体を発見しました。この生物はまるで人間のようで全長はわずか7センチ。ひじょうに大きな目、黄色の皮膚、身体より大きな頭部があります。また、野生動物のような歯、短い髪、たくましい筋肉の身体を持っています。この死体は凍っておらず、気温が高い中でも悪臭はなく、腐敗もしませんでした」
Eメールに添付された画像に写されていたのは小さなミイラ状になった謎の生物。その姿は、チリのアタカマ砂漠で発見された体長約15センチの「アタカマ・ヒューマノイド」によく似たものだった。
「アタカマ・ヒューマノイド」は2003年10月19日、アタカマ砂漠のラノリアという町で発見された謎のミイラのことだ。その後、米スタンフォード大学の幹細胞生物学研究チームによるX線検査やDNA鑑定などの正式な調査まで受けている。
※人間だと証明されてしまった...と海外の科学ニュースサイトでも報じられた「アタカマ・ヒューマノイド」(news.sciencemag.orgより)
そこで弾き出された結果は、このミイラはエイリアンでも未確認生物でもなく、人間の遺伝子を持っていたということだ。しかも、この胎児サイズで生み出され、出生後6~8年は生きた男性だったことまでが明らかになっている。呼吸をして、食物を取り入れて代謝した形跡が残っていたというのだ。
今回、新たに公開された「イラン・ヒューマノイド」の画像はX線撮影したと思われるレントゲン写真を含めて3点。「アタカマ」と同様に骨格は人体に近いが、「イラン」の身長は半分に満たないほど小さく、別種の可能性もある。小さいおじさんの存在が科学的に証明される日も近いだろう。
※公開された「イラン版小さなおじさん」のレントゲン写真。これも人間だと証明されるのだろうか?
Written by 内村塩次郎
Photo by beforeitsnews.com