皆さんは "新宿猿ジーラ"という都市伝説を聞いたことがあるだろうか?
2008年頃から始まった噂だと思われるが、こういった話である。
「新宿歌舞伎町に夜な夜な現れ電線をブラブラ移動する巨大ザルがいる」
「その大きさはゴリラなみで、電線から飛び降りてはサラリーマンからカバンを奪い取るという」
さらに噂を追いかけると以下のような情報も出てくる。
「ジーラは歌舞伎町の街頭防犯カメラにも映っている」
「猿というよりはUMA(未確認生物)扱いされている」
なかには「かなり凶暴で人をさらい食用にしてしまう」という噂まである。そんなものが新宿のど真ん中にいたら相当危険だが、それで警察などが動いたという話は(残念ながら?)聞いたことがない。
しかし噂を追いかけるうちに興味深い情報も出てきた。
ジーラはもともと金持ちのペットで、飼い主だったビルのオーナーが死んで、住んでいた屋上から逃げ出したというのだ。
また、こんな噂も聞いた。
「現在は有名ホストに拾われて店の看板猿として働いている」
猿を売りにしているホストクラブは聞いたことがないのだが、ジーラの目撃情報を集めると、歌舞伎町のホストクラブ密集地帯に行き当たるのだ。
また、元飼い主だったというビルオーナーの噂も追っていくと、そのビルは屋上にプールがある。XX丁目にある。との情報が出てくる。それをさらに分析していくとビルというのは「例のプール」としてネットでも有名な、プールのあるハウススタジオを指しているようなのだ。
どうやら背景にビルオーナーが死去したあと、ペットの猿は逃げ、家はスタジオとして売却された、という噂があるようだ。
この "新宿猿ジーラ"。最初はくだらないうわさ話だと思っていたのだが、調べていくと現実と少しづつリンクし始める。
そして現在、歌舞伎町には実際にサルカフェなるものも存在する。
もっともいるのは、人を襲う凶暴なゴリラではなく、小さな可愛いサルなのだが。
ちなみにジーラという名前は猿の惑星に登場する猿である。
皆さんも歌舞伎町で猿を見たらぜひご一報いただきたい。
(※画像はイメージです)
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Written イメージPhoto by 住倉カオス
Photo by Joi
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