妻を殺害後、遺品をメルカリに出品、購入者に同情の声

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 昨年7月、和歌山県白浜町の海岸で水難事故を装って妻を殺害した疑いで大阪市天王寺区在住の野田孝史容疑者(29)が4月19日に逮捕されました。

 この事件では被害者の肺などから大量の砂が出てきており、野田容疑者のスマートフォンにも「事故死」「溺死(できし)」「水死」「見せかけて」といった検索履歴が残されているなど不審な点も多く、事故死と供述する場所も2メートルと水深が浅いなど当初から捜査線上に浮上していたといいます。

 事件前には、妻の志帆さん(当時28歳)に2社の生命保険計約5000万円が掛けられていたことも判明していますが、保険金を受け取るために必要な書類を生命保険会社に請求し手続きを開始したのは今月に入ってからです。

 この請求が遅れていた原因として、昨年12月に当時の勤務先に侵入し、衣料品などを盗んだ窃盗の疑いでの逮捕があったため、手続きができなかった可能性が指摘されています。

 これらの盗品はフリマアプリ大手のメルカリで販売されていたようですが、このメルカリにはさらなる驚きの品々が出品されていたことが判明。

 なんと、亡くなった志帆さんのアクセサリーや香水、家電までもが出品されていたのです!
 一部の家電製品にはガラス面に野田容疑者の写り込みもあったようで、隣には新恋人らしい女性の姿もあったというではないですか。

 この新恋人は既に野田容疑者の子を身籠っているとの情報もありますが、今の所真偽の程は不明のままです。

002.jpg003.jpg写真はイメージです

 野田容疑者と亡くなった志帆さんとの間では一方的な別れ話が薦められていたようですが、志帆さんは周囲に野田容疑者のことを悪く言うことはなく、被害にあった海水浴旅行も楽しみにしていたようで、あまりにも惨い野田容疑者の仕打ちには怒り、そして被害者の志帆さんには同情と深い悲しみの声が広がっています。

 ネット上からはメルカリに出品された遺品落札者に対する、

「これ買った人も被害者だろ」
「買ったやつかわいそうだな」
「買った人がいたとしたら、どんな気持ちなんだろう」

 といった心配の声も寄せられるなど事件は派生騒動も生んでいます。

 情状酌量の余地は感じられず思い刑罰が伺える今回の事件ですが、一連の振る舞いを見る限り野田容疑者が反省の色を示す日は果たしてくるのだろうかと不安になってきます。(文◎編集部)