バツイチ子持ち芸能人の再婚を罵倒する者たちの正体は――? 小倉優子に寄せられた厳しすぎる声|春山有子

8月31日、FRIDAYが、共通の知人の紹介で知り合った歯科医師との交際&再婚間近を報じ、後日ゆうこりん自身も認めると、「応援したい」「幸せになってほしい」「これだけ可愛ければそりゃ再婚する」「そっとしておいて」といった声に紛れ……。

<子ども小さいのに男いないと生きていけないタイプか>
<男性不信って言ってたのに早いな>
<絶対また離婚する>
<ちょっと早すぎでは?>
<経済力や焦る気持ちが先走って失敗しないように。子供のことを第一に考えてほしい> 
<子供中心って言ってたのに、彼氏いたんだ。拍子抜け>
<本当に再婚したら、早すぎて引く>
<子供のために慎重になって>
<ありえないビッチ。股ゆるすぎ>
<母親としてより女として生きたいんだろうな>
<このまま再婚したら需要なくなるだろうね。美人で賢くていいママなのに健気に一人で頑張っているイメージで人気あるんだから>

ひ、ひぃーーー!! こわこわい! こわすぎぃーーー!! 地獄の釜から這い出した手がゆうこりんの足を掴み引きずりこもうとしているーー!!
いやいや、なんだかんだ言ってもネットの世界だけでしょう? リアルでこんな負を丸出しにする人いないでしょ? と思ったあなた! いるんですリアルに筆者の母親とか。

中学同級生Uくんが、同窓会で再開したバツイチ小学生男児持ちのTちゃんと結婚を前提にした恋仲になったのです。それを筆者の母親に話すと。

「そんな変な女に引っかかってかわいそう」

ひ、ひぃーーー!! さっきまであんたの娘すなわち筆者のバツイチ子持ち妹について話して、「あんな甲斐性なしの男と離婚してよかった。次は真面目な人と結婚してほしい」とかなんとか言っていたくせにぃーー!! しかもその矛盾にまったく気づいてないーーー!!

どうやら巷では、胎児が”くぐり抜けてきた”女性は、もう恋愛も”それ以上”もしない「母親」という謎の生物に変態する仕組みだと思われているよう。となると、もしかしたら彼らの耳は、「未確認生物UMA”母親”が、夜な夜な男性を求め街をさまよい歩いている」「男性自身を食われると人間に戻れなくなるぞ!」「スギちゃんとこの正造は食われたそうだ。うちの村は残すところ、愛する息子だけ……。なんとしても息子の”息子”を守らねば!」などといった流言に支配されているのかもしれません。ならばたしかに、恐怖心から忌み嫌うにいたるのも頷けます。

げに恐ろしき謎の生物、”母親”。を生み出した巷が怖くてたまらない、夏果の晩でございました。(文◎春山有子)

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