沢田研二「意地でドタキャン」の裏で起きていたこと 多量の無料招待券がヤフオクに出品

jurry2.jpg

「原発反対している沢田研二さんが圧力をかけられて、コンサートが中止になった等と推測されてインターネット上で盛り上がっていました。最初から会場を貸さないとか圧力のかけようはありますが邪推でしょう」(週刊誌記者)

 17日の沢田研二さんのさいたまアリーナホール公演ドタキャンの真相を横浜の自宅にマスコミにおしかけられた沢田研二さん自身が18日夕方に明かしました。

「集客不足が契約違反だという理由で中止したと。コンサート主催から9000人と聞いていたのに7000人だったことに沢田さんが腹を立て、事務所スタッフなどから土下座で懇願されたものの断って帰宅した訳ですが……」(スポーツ新聞記者)

 なぜ、2000人も誤差が生じたのでしょう。

「集客ができなくて、多量の無料招待券が出回っていたようです。中にはヤフオクに出品されていたと言いますから、無料招待券を貰ったものの、行かない人が多かったのかもしれません。音楽フェス、オペラ、歌姫、ロックバンド、カリスマ格闘家他、集客できなくて、裏でイベンターが広告代理店等を使って無料招待券をばらまいて、集客に苦労しているのはたくさんあります。裏方の苦労も知らず、過去の栄光に浸っているという人もいますね」(広告代理店営業)

 では集客はどのようにすればよかったのでしょう。

「コンサートの宣伝のために、宇崎竜童さんもテレビに出演したりなさいますが、沢田研二さんは、集客のためのテレビ出演はしない主義です。沢田研二さんのファンの世代はテレビや新聞で告知しないと届かないのに。昔はすべてまわりが集客等のお膳立てをしましたが、今は映画の宣伝でも大御所が情報番組やバラエティ番組に出演する時代。ジャニーズの人気グループが束になっても敵わないくらい、絶頂期は人気ありましたけど、スター後遺症ですね。スタッフが土下座しても帰るって、本人は『僕にも意地がある』と言いますが、パワハラに近いのではないでしょうか」(音楽制作会社)

 本人も自身の責任は認めている発言をしています。

「裏方からすれば、沢田研二さんは、スタッフにもファンにも多大な迷惑をかけ、なおかつ、当日、コンサートをやらなくても機材費、人件費、会場使用料などはかかるわけです」(音楽評論家)

 業界関係者は批判もしていますが、ファンの間では「ジュリーらしい」と容認する意見も多々あります。この公演はそのほかの全国の有名会場を回るものです。さいたまスーパーアリーナだけで何かが起きていたのでしょうか。(文◎冴島奈穂美)