定番曲から昭和アイドル名曲まで AKB48脅威の新星・矢作萌夏ソロライブが凄い(ミニインタビュー付き)
去年の10月15日に「次世代メンバー」として本サイトの登場してもらったAKB48チームKの矢作萌夏さん。その時は「私、夢があるんですよ。ソロコンサートです。まだ早いんけですけど。昭和の曲、80年代とか大好きなので、いつか是非」と答えていました。
「みんな16位がいいんです」 次世代メンバーの新星、AKB48の矢作萌夏さん(チームK)に直撃インタビュー!
その夢がインタビュー後、わずか3カ月で実現。加入後、まだ1年経っていないのに、この勢いは凄いです。という事で、夢をかなえた矢作萌夏さんのソロコンサートに行ってきました。
結論から言うと、矢作萌夏さんのソロは素晴らしかったですね。恐るべきアイドルが出てきたのではないでしょうか。
セットリストは自分で考えたというのも驚きです。まずは48グループの定番の「永遠プレッシャー」「絶滅黒髪少女」「ハート型ウィルス」などを披露。なぜか巨大なカエルのオブジェが。カエルが好きな矢作さんなのできっと「タピちゃん」(前記インタビュー参照)と思っていましたが、インタビューしたら違っていました。
渡辺美優紀さんや小嶋陽菜さんに憧れていたので「ハート型ウィルス」「もえきー」(「わるきー」のオマージュ)の披露はよく分かりました。最新曲というより、AKB全盛期の10年近く前の歌を主に歌っていた気がしました。
と、突然、レベッカの名曲「フレンズ」がかかります。それから「センチメンタルジャーニー」「冬のオペラグラス」「MajiでKoiする5秒前」と立て続けに昭和アイドルの名曲を歌います。歌、上手いです。そもそも、ソロでよく東京ドームシティを満員に出来るなと、感心するところしきり。
この人、将来めちゃ楽しみです。ルックスと言い、トークと言い、歌唱力と言い、曲選びのセンスと言い、とても16歳とは思えません。バラードはSDN48「愛よ動かないで」を選曲。シブすぎます。
と思えば、初のセンター「最強ツインテール」で会場を盛り上げます。ナチュラルボーンアイドル。昭和を彷彿させるアイドルの王道を行っていると思いました。2度言いますが、将来どうなるのかと思うくらい楽しみな存在です。こういう子が伸びてこその48グループだと思うのですが……。
ライブ後、お疲れの所を無理言って、ミニインタビューを敢行。疲れも見せずに快く受け答えしてくれました。
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――前回のインタビューで言っていた夢のソロコンサートを終えた感想を。
「ファンの皆さんを意識して、この曲、ちゃんと盛り上がれるかなとか考えました。『愛を動かさないで』を歌ったんですけど、やめようと思って、何日か前にスタッフさんに言ったんです。そしたら”矢作ちゃんが歌っているだけでいいんですよ”と言ってくださって。それで頑張る事が出来ました!(ニコッ)」
――ところで最初に出て来たカエルはタピちゃんですか?
「最初は違うんですよ。最後の彼が(空気を入れて巨大になるカエル)タピちゃんです。今日も水を換えてから来ました」
――セットリストに昭和のアイドルの名曲がありました。上がりましたねー。
「上がりましたか(笑)。そこは……”えっ、矢作ちゃん、こんな曲入れてくるの?”みたいにしようと思って。乃木坂さんの曲もそうです(せっかちなかたつむり)。”矢作ちゃん、ちょっと違うなー”と思わせる戦略でした!」
――セットリストはご自分とスタッフさんで決めたんですか?
「ほとんど自分です。周りの大人の方の意見も聞きつつですが、一番はファンの方がリクエストして下さった曲ですね。ツイッターで募集して、頂いたのを入れてみました」
――個人的に上がったのが「冬のオペラグラス」でして。新田恵利さんのファンだったんですよ。
「昭和のアイドルとか昭和の魅力は伝えていきたいですね。もっと昭和の曲を歌える場が欲しいです」
――フェスとかに出場すれば良いんじゃないですか?
「あ! 『昭和アイドルアーカイブス』に出させて頂いて、その時は『赤いスウィートピー』を歌いました」
――今回、写真集が白夜書房さんから夏に出版されるとのサプライズがありました。
「楽しみです! 他の人のメイキングで地図をバーっと広げてどこで撮影しようかとか、衣装どうしようかとか打合せしているのがほんとに、ほーんとに羨ましいなと思って。グラビアと握手会が大好きなので、本当に楽しみです!」
――最後に来てくれたお客さんや、これから来ていただくお客さんへ一言お願いします。
「今日はたくさん『すち』(好きの意味)を貼らせてしまったのでゆっくりお休みください。睡眠とってください。のど飴なめてください。もえちゃんの感想をツイッター @48moeka_yahagi に送って頂けると嬉しいです。次はもっとすちコールを。私的には足りなかったんですよ! だから次は会場全部が『すちだー!』ってなってしまう勢いで頑張ります!」(インタビュー・文◎久田将義 写真提供ⒸAKS)