失踪する芸能人はKANA-BOONの飯田氏だけじゃなかった! 若人あきらから現代までの失踪者を遡る

そして、飯田さんと同じくプレッシャーなどによりメンタルに不調を来たし、失踪したのがお笑いコンビ・キングコングの梶原雄太さん。

梶原さんは人気絶頂だった2003年、ストレスにより精神的に追い詰められ、決まっていた仕事をドタキャンするなどして2か月半失踪。後に梶原さんは様々な番組で失踪を振り返られていますが、当時は携帯電話の電源を切るなどして外部との接触を完全に遮断し、カラオケボックスに1人で閉じこもるなどしていたとのこと。

この失踪騒動のせいで、復帰後はテレビとラジオ合わせて9本もあったレギュラーはラジオ1本のみになるなど仕事が激減するも、相方の西野亮廣さんは失踪後に謝りに来た梶原さんを一切責めなかったそうで、その懐の広さも話題になりました。

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失踪するということは、当時の自分を取り巻く状況から逃げ出したいという、かなり辛い環境に身を置いているということ。失踪した人の事情は人それぞれですが、今後、もしかすると皆さんにも「失踪したい」と思うような状況が訪れる可能性も否定できません。そんな時には失踪した後の生活の仕方がよく分かる、漫画家の吾妻ひでお先生の名著『失踪日記』(イースト・プレス刊)を読むことをお勧めします。(文◎小池ロンポワン)