各国でキラキラネーム拡大の危機…貧困や犯罪率にも影響か
すでに各国では、キラキラネームが社会に与える悪影響についても研究を進められている。フィラデルフィア州シッペンズパーグ大学のデービッド・カリスト教授は1万5000の名前について調査した結果、変わった名前が貧困と犯罪に関係があるとして「あまり一般的でなかったり、異性的な名前を付けられた子どもほど、人種に関係なく少年犯罪に関わる傾向が強い」と発表。オーストラリアのメルボルン大学では政治家や弁護士の登録名などを用いた統計調査を実施。変わった名前は出世や経済活動に不利だと結論付けた。
日本の元祖キラキラネームといえば、1993年に起きた「悪魔ちゃん騒動」だろうか。折しも時期は日本経済はバブルが崩壊し、加速を付けて不況の奈落へ落ち込んだ真っ只中だった。長らく続く不況脱出の鍵は、ひょっとして放置状態にある日本のキラキラネーム対策にあるのかもしれない。(文◎編集部 写真◎news.sky.com)