消費税も増税で令和には大不況がやってくるのか 金ピカ先生の訃報で見る「バブル勝ち組」の現在

佐藤さんが予備校講師をなさっていた頃は、団塊ジュニアの学生が多くて、バブル経済の真っ只中でしたから、予備校の業績も絶好調。講師の待遇も破格でした。良い時期に稼ぎまくったのは幸せでした。

でも、金銭感覚が狂ったまま歳を重ねて、老後は夫婦で喧嘩が絶えず、クルマ道楽が原因で奥様と喧嘩してDV問題などもあり、別居、離婚調停……こういった近況を、昨年スポーツ報知が報じていました。

「バブル後遺症の老後は、勝ち組ほど、悲惨だったりします。また、スタッフにも高齢者のバイト応募が激増しています。弊社にも古いベンツで通勤する高齢者スタッフが増えています。余裕がないから新しいクルマは買えないし、クルマを売るわけにもいかないという人が過去の栄光のクルマを乗り潰すのです」(デイサービス役員)

金ピカ先生は、氷山の一角で、公務員やサラリーマンのように年金受給が期待できない自営業者を中心に生活保護や比較的若く介護施設の世話になる人、老後も働き続ける人が増えているそうです。

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