歌舞伎町でタイ人男性が“男に声をかけ”て御用 壊滅したかに見えた「裏の顔」が息を吹き返した街

ぱっと見、姿を消したグレーゾーン風俗の多くは派遣型風俗店へと鞍替えしたが、一部の悪質な風俗店は潜航して営業を続ける。その結果として、一時は半ば姿を消していた客引きが公然と街に立つようになった。実際、いま歌舞伎町を歩けばわかるが、道々は客引きで溢れていて、このような様子は遥かバブル時代、新風営法施行以前のカオスを思い出させる。しかも、バブル時代にはなかったアフリカ系に象徴される外国人客引きのおまけつきで。

はっきり言えば、現在の歌舞伎町は壊滅状態から立ち上がり、(良くも悪くも)当時のカオスが蘇った状況にある。そのなかに、久しくみなかった男娼や高齢の娼婦、そして東南アジアを追い出された格好の外国人男娼までが歌舞伎町に姿を見せるようになったのだ。これがどういうことかと言うと、歌舞伎町にゼニが戻ってきたのであろう。ここ20年ほど停滞を続けた歌舞伎町は、一部では「終わった街」とも腐されていた。その潮目が変わったのある。

以前、本サイトでも取り上げたホリエモンの高級焼肉店オープンもその一端と言える。彼のような目端が利く人物が出店すること自体、上げ潮ということなのだ。同時に、イリーガルな風俗などダークサイドもまた息を吹き返している。再び歌舞伎町は、もっとも注目すべき場所となった……。(取材・文◎鈴木光司)

 

あわせて読む:ホリエモンが高級立食焼肉店をオープン なぜ堀江氏は新宿・歌舞伎町を選んだのか? | TABLO