ワイドショーに欠かせない犯罪ジャーナリストって本当にすごいの? 眉に唾をつけて「見分けるコツ」が必要です

不謹慎な奴ら

バラエティに出演する元警察官コメンテーターは、台本通りか、あるいは「出たがり」なので受けを狙いがちたです。僕が収録した元警察官・現犯罪ジャーナリストは

「最近のヒットマンは香水をつけている」

などと言い出し、さすがに僕が「ヒットマンは目だってはダメですから香水なんかつけたらターゲットに近づけないでしょう」と言い、さらに現役暴力団から聞いた話として「人を撃つのは非常に恐怖だ。数メートルまでに近づくのも震える」という主旨の証言を提示し、釘を刺しておきました。

新潟女児殺人事件で、昼のワイドショーに出演した元警察官のコメンテーター・犯罪ジャーナリスト。中継がつながってMCが「つながっていますかー」と呼びかけた彼の第一声は、

「はーい。寒いでーす」

でした。

不謹慎すぎやしませんか。僕も現場に行きましたが花束がたくさん置かれていました。まず現場取材する際には手を合わせるのが、ジャーナリストである前に人としての儀ではないでしょうか。

が、最近は例えば「一課」とかはっきりとした肩書を打ち出す人も増えてきました。良い傾向です。視聴者の方々も「肩書をハッキリしない」コメンテーターは眉にツバをつけてご覧になってはいかがでしょうか。(文◎久田将義)

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