「いつか従業員を殺すことになる」 定食チェーン・大戸屋の公開パワハラ 密着番組が暴露した残業100時間の店長に「目が死んでる」という社長
12月10日放送のテレビ東京『ガイアの夜明け』では定食チェーン「大戸屋」に密着し、残業時間の削減に取り組む様子が紹介されました。
働き方改革によって今年4月から大企業を中心に残業時間の規制が定められた中で、その規制を超える残業をしているという大戸屋の店主たち。年に一度の店主会で、社長である山本匡哉氏が「時間外労働は何時間だった?」と問うと、多くの店主が規制を超える残業をしていることが発覚します。
この実態に山本社長は『(残業削減に)本気になってる? 目が死んでるんだけど』と叱責。厳しい言葉をぶつけました。
さらに番組では、都内店舗で店主を務め残業時間の多い3人に密着。この3人の内2人の店主は残業削減に意欲的ではないようで「残業代がなくなると生活費が回らない」といった事情もあるようです。
もう一人の店主は「残業で自分が倒れては意味がない」という残業否定派であるにもかかわらず、残業時間の削減には至っていない様子。というのも、人手不足は単発バイトを雇えるサービス「タイミー」を利用し解消できると考えていたが、毎回同じことを1から教えなくてはならないといった余計な仕事やコストが増えてしまい、かえって残業時間が増える結果となってしまったようです。
この事態に山本社長は、店主を呼び出し『空回りなんだって努力が。このままじゃお店なくなるよ?』『その時は当然、今まで頑張っていようが店主を降ろすしかないよ』と叱責。頬杖をつきながら、またも厳しい言葉をぶつけていました。