小池百合子新知事に大惨敗した石原・内田・鳥越の”ジジイS”の醜態

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 東京都知事選は小池百合子氏が勝ちましたね! その勝利は、一言でいえば”ジジイS”のおかげ! “ジジイS”とは、石原慎太郎氏、内田茂氏、そして鳥越俊太郎氏です。ちなみにSは”複数形のS”ですけど。

 さて石原慎太郎氏は7月26日に自民党本部で開かれた各種団体総決起大会で、小池氏を指して「大年増の厚化粧女」と言い捨てました。聴衆にウケると思ったんでしょうけど、テレビカメラが入って広く放映されたのは計算外でしたね。ジジイ、世間からフルボッコ(笑)!

 だって往年のハンサム作家の石原氏ならいざ知らず、9月30日で84歳になる立派なジジイですよ! 一方で百合子さんは7月15日に64歳になったばかり。20歳も年上の”大ジジイ”に「大年増」なんて言われたくないですよね!

 これについて百合子さんは「私は顔に痣がありまして」と華麗にかわしました。これでもう、ジジイ1号は”いじめっ子”認定確定です。うまいですね、百合子さん。さすがですけど、女性である私はこういうことも思いました。

「痣があるならその部分だけ、肌と痣との中間の色のコンシラーを塗るよね。ポンポンと指でなじませ、ナチュラルにぼかしていくよね」

 ところが百合子さん、顔全体にしっかり塗っています。写真で見ると、顔の色と首の色がずいぶん違います。

 世間ではこれを「厚化粧」と言うんじゃないかあああああああ!

 ということでこの箇所だけ、私はジジイ1号、もとい石原慎太郎氏の味方です。でもそうなると、伸晃氏の味方にもなっちゃうんだよなあ。うーん、悩ましい……。

 次に内田氏です。百合子さんが参院選の最中、いきなり知事選出馬を表明したことを内田氏に謝罪しました。ところが現場にいた自民党関係者によれば、「謝罪の言葉は聞こえなかった小池氏がいきなり頭を下げてきたので、意味がわからなかった」とのこと。実際にテレビのニュース映像では、横からいきなり小池氏に頭を下げられ、内田氏がうろたえているように見えます。そりゃこのシュチュエーションなら、驚くわなあ……。ということで、百合子さんもけっこうジジイに対抗していたので、このくらいにしときます。

 最後に鳥越氏ですが、この方はもうなんだかワケワカメ……。7月19日のワイドショーで3人の主要候補が生出演したのですが、鳥越氏は百合子さんが街宣で述べた「病み上がり」発言について抗議しました。

 確かに「病み上がり」はひどいですが、こういうのをテレビの視聴者にアピールするなら、一度きっぱりと抗議して、相手が反論できないうちに次のテーマに移るのが得策です。これが相手を加害者という立場のままいさせる秘訣です。

 ところが鳥越氏、「差別だ、差別だ」とひっぱるひっぱる。いやもうおじいちゃん、わかったさかい! もうええさかい! かんにんかんにん! ひやー! と言いたくなるほどです。うんざりしている百合子さんに、鳥越氏がしつこく迫る様子は、まるで”くどい舅にへきへきしながら老老介護する息子の嫁”。そう見ると、世の中にけっこうありそうな構図……。

 以上、都知事選を一応総括してみました!何もなければ次は4年後に行われる東京都知事選。その時は、果たしてこのうちの何人が御存命なんでしょうかね……。

Written by 安積明子

Photo by 小池百合子の華麗なる挑戦

小池百合子の華麗なる挑戦

加齢への挑戦。

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