仁科亜希子脅迫で逮捕された元暴力団組長の著書の過激さ

が、「狼侠」は出版された。内容も住吉会についても言及しており、発行後は、「危険な書物」としてアンダーグラウンドに興味のある読者に読まれている。

本書を読む限り、笠岡容疑者の恨みは深いものがあり、怒りの矛先はバーニングや仁科亜希さんやだけでなく、みのもんたや選択出版の故オーナー(故人)にも及んでいる。逮捕によって攻撃が止むのかまだ続くのか。

少し疑問なのが、逮捕案件が二年前という点。ある程度で笠岡容疑者は回収をあきらめてたともされる。神戸に事務所を置いている笠岡容疑者がなぜ、町田署で逮捕なのか。裏に何かあるのか。多少勘繰りたくもある。(文◎中村健一)(文中一部敬称略)

《参考文献》『狼侠』(笠岡和雄著 大翔)