横綱日馬富士引退の意向 暴行事件の幕引きなるか

平幕貴ノ岩に酒席が暴行を働き、警察の取り調べを受けていた横綱・日馬富士が引退の意向を固めました。記者会見は29日になるそうです。

平蜘蛛と言われる超低空の仕切り、鋭い立ち合いなど小兵ながら相撲ファンを沸かせた横綱の引退だけに惜しむ声もあります。同時にこれだけの騒ぎになり、スポーツ庁長官に八角理事長が謝罪に行くという異例の事態ら幕引きをするには、横綱の首を差し出すほかなかったのだろうとも言われています。

公益財団法人である相撲協会、および力士、さらには最高位の横綱は公人である性格が極めて濃く、これも暴行発覚から約二週間という早い決断に至ったのではないでしょうか。

日馬富士はこれで、相撲協会に対してはケジメをつけたと言えるでしょう。が、被害届けはまだ下げられていない為、暴行事件の加害者としての取り調べは続きます。「鳥取のあの夜」に何が起きたのかは、明かにはなっていないのです。(編集部)