ラーメン店「一蘭」ベトナム人ら不法就労で中国人に次いで急増する犯罪の裏にFBの普及が
近年、日本における外国人犯罪には特徴があるようです。ベトナム人犯罪の増加です。
「平成27年中の来日外国人犯罪の検挙状況を国籍等別に見ると、中国人による犯罪の検挙が最も多く、来日外国人犯罪全体の総検挙件数の32.3%、総検挙人員の36.2%(刑法犯については検挙件数の25.4%、検挙人員の29.9%)を占めている。」(警察庁刑事局組織犯罪対策部「平成27年度来日外国人犯の検挙状況」より)
という事で中国人犯罪が不名誉な事に日本において、もっとも多いとされています。外国人マフィアの存在は、25年ほど前に偽造テレカで悪名をはせたイラン人マフィアがあります。他に六本木や歌舞伎町にはびこるナイジェリア人マフィア。タレントのローラの父親はバングラディッシュ人でありながら詐欺などで逮捕され、パキスタン系マフィアではないかと噂されました。
また、最近は準暴力団、いわゆる半グレの犯罪が注視されています。中国残留孤児を中心に結成された暴走族・怒羅権は警察庁の発表で準暴力団(半グレ)と規定されました。
そして近年、目立つのがベトナム人犯罪の増加です。
なぜ増え続けるのか、ベトナム人犯罪
不法残留、不法滞在での逮捕例とともに窃盗や時には殺人などでの犯罪も特徴的です。
「外国人犯罪に警鐘を鳴らす警察庁はベトナム人犯罪についても注目しています。特に東京オリンピックに向けて警戒を強化しています」(全国紙社会部記者)。
なぜこのようにベトナム人犯罪が増えてしまったのでしょうか。一言で言えば、悪貨は良貨駆逐する、に収束されてしまうのですが、色々なベトナム人が来日しやすい状況が出来てしまった事につきます。
まず、数年前にビザ緩和(観光立国を目指す日本政府の方針)がされて、日本に来やすくなったことが挙げられます。悪質なエージェントを通して質の悪い留学生や就労性も入ってきてしまいました。
日本側の問題としては、日本人の働き手が少なくなり、べトナム人の働き手や留学生を受け入れていることが挙げられます。働く分野にもよりますが、ベトナムは、1ヶ月の給料が数万円。そこから、日本にきて稼げる額を考えると、不正をしてでも母国に金を送ったれという心境になるのでしょう。
しかも、ベトナムの通貨ドンは国内でしか使えません。国外では換金できない通貨です。汎用性がなく、価値が高い円を稼ぎにくる状況があるのです。
そして2010年、尖閣島抗議デモをきっかけに、中国で多くの日本企業の工場が打撃を受け撤退します。それがベトナムに進出するきっかけとなりました。よって、ベトナムで日系企業に働く現地の人たちが増加し、日本語を学ぶ。そして日本へ行こうというケースが増えました。
また2006年、WTOに加盟したことにより外資系企業(特に日系企業)の進出もさかんになりました。日本語を学ぶと給料が増えるため、日本語学習希望者が爆発的に増えたのです。ベトナム人来日が増えた要因の一つです。
フェイスブックが犯罪の温床に
ところで、ベトナムにおけるフェイスブック(以下FB)の普及の異様さは他寄せつけません。ベトナムに広まったのは、2010年以降と言われています。
「私がいた2014年ぐらいはどこもかしこも、例えばホテルの人は、必ずFBを見て仕事をしていた。確か2010年以前はFBできなかったと聞いたことがあるんだけどこれは現地の友達に未確認。なので、なんでこの人たちはFBばっかりするのだろう?と思ったのですが。そうか、まだFBができるようになって間もないから物珍しいのかと思ったりしていました」(ベトナムに在住していた日本人女性)
FBと言えど、ベトナム人は本名ではない名前でFBに登録している人がほとんどだそうです。FBは本来、友達同士、知り合いの知り合いがつながるものですが、1000人単位で登録しているようです。要するにツイッター状態だというのです。
「その為、犯罪の温床なっているのかなあと、推測しています」(前出・在ベトナ系経験のある日本人女性)。
友達同士になれば日本の状況や渡航費などの情報がメッセンジャーで交換できます。日本だとツイッターが犯罪の発端となっているケースが目立ちます。
座間9人猟奇殺人事件、白石隆浩容疑者はツイッターで被害者となる獲物を探していました。ベトナムのFBの依存率も同様ではないかと推測されます。警察がベトナム人犯罪ほ本気で減らそうと努めているのなら、FBでのサイバーポリスの介入も必要でしょう。
文◎編集部