男には分からない!? 銅メダルのカーリング女子を嫌いな女性が増殖中のワケ

 平昌五輪でカーリング女子は銅メダルという成績で終わりました。これは日本カーリング史上初の快挙ということです。「ヤーーーップ!」や「そだね〜そだね〜」や「おやつタイム」という流行語を生み出した彼女たちを、国民はさぞかし敬愛の眼差しで見ていると思いきや……。

カーリング女子 嫌い

 Googleではなく、Twitterの検索窓に「カーリング女子」と入れると、次の単語候補にはなんと「嫌い」という言葉が出てくるではないですか!

「カーリング女子のおやつタイム? で食べてた者が売り切れ続出だとか そういうの本当に嫌い」

「カーリング女子嫌いなんやけど誰かわかってくれんの?」

「テレビでカーリング女子の試合がやってて音だけ聞いてたらしんだけど『なんかムカついて消した』と言ってた」

「体育会系団体競技系女子特有の、気の強い物言いとお互いの変に気を遣ってる感じが『めちゃ嫌い』」

「正直苦手…嘘。けっこう嫌い」

「よく見たら全然美形じゃないのに化粧やピアスで女子力必死に高めてやっとこ可愛い風にして過去五輪でメダル取った事ないのに私ら氷上のアイドルよ、みたいなカーリング女子が女(私)は嫌いです」

「カーリング女子のもぐもぐタイムてなに。ネイルしてスポーツしないで。カーリング女子のあの勘違い感、めっちゃ嫌い」

 ……出るわ出るわ、罵詈雑言の嵐。
 アカウントをひとつひとつ確認してみましたが、書いているのはほぼ女性であることが判明(中にはネカマもいるかもですが)。
 どうやら、ある一定の層の女性にはカーリング女子の言動がカチンコチン来るみたいです。

 理由としては主に「可愛くないのに」「しゃべり方が嫌い」「化粧しやがって」「ぶりっ子のくせに」ということでしたが、最早これは言いがかりレベルです。どうしてここまで日本人はイライラしているんでしょうか。

 確かにカーリングは「アスリート」と呼べるほど激しいものではありませんが、その分とても頭を使うゲームです。その内容は囲碁将棋などに通じる心理戦にも似たゲームなのではないかと推測できます。ですから、試合中に糖分を取ることが許されているわけですが、彼女たちが和気あいあいとお菓子を食べているシーンが放映され、それに癒やされているバカな男たちを見て女性はイライラしっぱなしなのでしょう。

 話し方がムカつくと思っている方は「水曜どうでしょう」をご覧になると良いと思います。あの独特なやり取りは、北海道の人の特有のやり取りです。大泉洋や藤村ディレクターの「そだね〜そだね〜」という会話に慣れれば、カーリング女子の話し方も納得するはずです(藤村さんは愛知県だけど)。

「そんなに可愛くないのに」と主張している方にも朗報です。男性もそこまで「美人」だとは認識していません。コンパにカーリング女子が来たら「トイレで幹事に文句を言わない」レベルだと理解した上で「可愛い」と発言していますので、いちいち苛つかないで下さい。

「化粧やピアスで女子力必死に高めてやっとこ可愛い風にして」というのは完全にこじつけです。あの競技でなくてもスノーボードのようにチャラ付いたファッションの女性もいるし、フィギュアなんて着飾ることが試合ではないですか。カーリング女子の化粧やピアスは「マナー」の範囲だと思いますが違いますか……?

 ちなみに、元政治家の上西小百合(34)氏はカーリング女子の藤沢五月(26)選手のことを「白鵬に似てる」と発言したそうです。これには申し訳ありませんが「そだね〜」と同調することはできません。

 いろいろ言われているけど、カーリング女子のみなさん、銅メダルおめでとうございます。(文◎編集部)