冤罪だったワニくん…ホンモノの「電通案件」はもっとヤバかった! 東京オリンピック招致で“裏金9億円”が電通元専務に――!

そうです、“エンブレム”です。選ばれたエンブレムが思いっきり「パクリ」だったという前代未聞の不祥事です。

その問題のエンブレムをデザインした佐野研二郎氏は、第二の電通である博報堂出身で、その審査委員たちが“電通人脈”で構成されており、審査過程もブラックボックスであったことから、大いに「電通案件」の匂いを感じさせていました。

もちろん、当然のビジネスとして、オリンピックに関わるのが電通でも博報堂でもいいのですが、こういった“不祥事”を見ていると、その“実力”さえ疑わしくなります。

 

関連記事:東京五輪”裏金疑惑”でJOC役員の怒号「あんな舛添と一緒にしないでください」 | TABLO

 

先日まで騒がれていた『100日後に死ぬワニ』が「電通案件」だったと叩かれた時も、作者自身が釈明した通り、「最初から一人で始めた。後から賛同してくれた人たちと組んだだけ」と“冤罪”を訴えましたが、これも賛同してくれた人たちの「100日目の関連グッズや映画のビジネス感」がタイミングとして、思いっきりミスっていたことは否めません。

なかには電通関連のクレジットが入っていたにもかかわらず、広告代理店の十八番であるマーケティングが全然ダメ…いう空気の読めなさに、<だから、電通じゃないはずだ。電通だったらこんなに下手じゃない>などと、ネット上でもかばわれる始末です。

過労による社員の自殺者まで出している電通は、ブラックなイメージを持たれてしまっていますが、いまや「電通案件」とは、ビジネス的にも疑問符が付く、ただの“張子の虎”かもしれません。(文◎編集部)