台風直撃時に「宅配ピザを頼む人」そして「休まないピザ会社」 災害時における配達業への声
こんな日にピザを頼まなくても…
西日本を中心に猛威を奮った台風21号。関西国際空港連絡橋に風で煽られたタンカーが衝突するといった大事故にも注目が集まっているが、SNS上には身の回りの被害状況などが多く寄せられ、中でも台風の影響がピークというタイミングでピザの宅配を行うアルバイトスタッフの奮闘には激励の声と、店舗を休業としない会社方針に怒りの声が寄せられることに。
このようなピザ配達スタッフ動画の一つに、風のため前に進めずしばらく道路上でバイクを抑えているものの、瞬間的に高まった強烈な風にバイクごと倒されてしまうというものには人々の同情があつまっただけでなく、会社としての責任を追求する声が多く寄せられることに。
「これバイト君が損害賠償請求したら一生分の時給ゲット案件やろ」
「そりゃ車が吹き飛ぶくらいなのに原チャになにができる?w」
「バイクとピザが転がって、客と従業員から文句言われてなんのメリットがあるんだ」
「配達を頼んだ側には法的な責任は発生しないだろうがなんだかな」
「まともな企業ならこんな台風時でバイクで配達などさせないよな~」
「もういい加減、お客様は神様だってのをやめたらいい」
また、元宅配ピザ店のバイトスタッフらも多くコメントを寄せているが、「働いてたけど台風の中で頼むアホなんてほとんどいないよ。普通に閉めた方がいい。需要があるとか思ってるかもしれんがそれは間違い」と外出の難しい台風時に需要が高まるようなことはほとんど無いという点、「危なかったら配達断るか店閉めてたけどな」と良識的な店舗は宅配に危険が想定される場合は店を閉めているという情報が寄せられることに。
この他にも「配送のトラックとか郵便新聞配達員は今日も働いてるけど何も言われないな」と宅配ピザスタッフだけに同情するのはおかしいのではといったコメントも目立つ。
いずれにせよ企業の姿勢として台風時の営業判断を店舗ごとの判断に委ねていたという時点で、十分にお叱りを受ける要因はあるといえるのではないだろうか。(文◎編集部)