今キャバ嬢たちの間でウワサになっている歌舞伎町に出現する「謎のイケメン野菜売り」の正体
東京オリンピックに向けての新宿区歌舞伎町の浄化作戦で、客引き、キャッチセールス、スカウトマンは激減しましたが、周辺地域に影響が出ています。
「スーパーの近くで『おはよう』ってNHKの体操のお兄さんみたいな爽やかな声がしたので、振り返ったら、台車に野菜を積んだイケメン。EXILE系痩せマッチョで好みだったから、話を聞いちゃいました。『健康に気をつかっていますか。 食べるもの大丈夫? 無農薬野菜は大切だよ。有機栽培野菜よ。ピーマン2個がたったの2000円!』えっ高いよ! とか思いましたが、ネットワークビジネス的な洗脳されて買っちゃいました。2000円の野菜も買えないなら稼げるバイトも紹介してくれるって優しかったから」(新宿五丁目在住 20代キャバ嬢)
歌舞伎町と隣接する新宿五丁目、富久町、新宿七丁目 早稲田等、歌舞伎町周辺のマンションが多い地域に、若い女性に野菜を売りつける不思議なイケメンたちが増えてきているようです。
「オジさんやオバさんより、客を掴みますからね。歌舞伎町に比べて、警官が来るのが遅いし、野菜をネタにして、女の子と話して売上を作り、場合によりスカウトもできるから効率良いですね。身内に農業関係者がいる先輩から野菜は仕入れています。水商売辞めて、実家の農業継いでいる人もいます。スカウトマン、ホスト等、夜のネットワークで組織的に売れますし」(元スカウトマンの事情通)
路上販売だけでなく、訪問販売もなされているようです。
「スーパー近くの路上でよくみかけました。マンションに訪問してきたので、警察に通報しましたが、お巡りさんが来る頃には、台車を押してどっかにいっちゃいますから」(富久町在住の大学生)
路上販売、訪問販売は法に触れても住宅街の中で野菜を台車で運ぶだけでは、警察も取り締まることはできない事にかこつけた、姿形を変えたキャッチ・スカウトではないかという事というのが真相のようです。パン売りバージョンもありますので、観光客の皆さんも迂闊に引っかからないようにしてください。(文◎冴島奈穂美)