公募の意味ないじゃん! との声が上がった49年ぶりの新駅「高輪ゲートウェイ駅」命名は出来レースだった?
JR山手線の駅としては1971年に西日暮里駅が開業して以来となる新駅。そんな新駅開発が、2020年春開業を目標に田町―品川駅間(東京都港区)で行われている。
JR東日本によると新駅予定地一帯(車両基地跡地)約13ヘクタールの再開発に取り組んでおり、羽田空港とのアクセスの良さを生かした国際交流拠点にしていきたいとのこと。
新駅はその国際交流拠点中核施設となり、駅舎のデザインは新国立競技場を設計した建築家の隈研吾氏が手がけ、ホームや改札といった機能だけでなくイベントスペースなども盛り込まれる予定。また、駅と街を繋ぐ入口部分には、折り紙をモチーフとした大屋根が設けられる。
この新駅では今年6月より駅名の公募が行われており、今月4日には約6万4000件の中から「高輪ゲートウェイ」が選ばれたことが伝えられた。このカタカナ入りの名称決定を喜ぶ声がある一方、「高輪ゲートウェイ」という名称自体は応募があった候補作の中では36件しかなかった130位であることが明らかになると、釈然としない思いを抱えるものが急増。
ちなみに応募名称で最多のものは「高輪」で8398件、次いで「芝浦」が4265件、「芝浜」が3497件と続いている。
「出来レース。最初から公募すんなよボケが」
「ジジイが無理して若者に寄せて考えました感」
「元々決まってたんでしょうなぁ」
「まじめに投票してくれた方々へ謝れや」
「公募の意味ないやん」
「東京スカイツリーもクソダサだったけど馴染んだでしょ。それと同じになるさ」
「いっそ振り切ってダサすぎる名前がよかった」
「梅田新駅(仮)がどうなるかで大阪のセンスが分かる」
「マウンテンヒル線」
「公募って多い順で決定するルールじゃないでしょう?」
様々な意見が寄せられているが、2015年時にJRが新駅構想の資料として公開したものの1ページ目には「グローバルゲートウェイ品川」と仮駅名が記載されていることも露呈したため、「高輪ゲートウェイ」を投稿した36人の大半はこの事実と、恐らく最多となるであろう「高輪」を上手くかけ合わせたのではという憶測までが横行することに。もちろんこれら話題や騒動になることまでが公募と考えるものも少なくないようだが、この話題性を見る限り良いスタートを切れたということなのだろうか。(文◎編集部)