PayPay経由でクレカが不正利用された! これはハッキングなのか、それともフェイクニュースか?
中国では60%以上、韓国では80%以上という高い比率でキャッシュレス決済が浸透しているようだが、ここ日本では現状でも利用率は20%程度に留まる。
この状況を逆手に取ると、日本におけるキャッシュレス決済の覇権争いにはまだまだ勝算ありとして各社がしのぎを削る事態に。
そんなキャッシュレス決済の中でも「100億円あげちゃうキャンペーン」として多額の投資と話題性で一躍その名を轟かせたのがソフトバンクとヤフーのジョイントベンチャー「PayPay」だ。
このPayPayによるキャンペーンは、キャッシュレス決済利用金額の20%という額が4月10日前後に付与されるという大型キャッシュバックキャンペーンを主軸としたもの。
同キャンペーンは4日午前9時から始まり、2019年3月31日までの期間続けられる予定だったが、昨日13日、付与額が上限の100億円相当に達するのではとの憶測から「駆け込みPayPay」ユーザーが急増。都内のビックカメラやファミリーマートに長蛇の列が出来るなど大騒動となった。
そしてこの噂は現実のものとなり、多くのビックカメラが閉店する22時には、同日23時59分に「100億円あげちゃうキャンペーン」を終了するとの正式発表があり、さらなる駆け込みが発生するという事態に。
騒動が大きかっただけに派生騒動も勃発することとなってしまった。なんとSNS上に以下のような被害報告が多数寄せられ始めたのだ。
「PayPay経由で僕のクレジットカードが不正利用されたようです。カード番号総当たりでたまたま被害にあった可能性があるとの事。みなさんもお気を付けて」
「ペイペイ経由でクレカ不正利用されたカスタマーセンターから不審な利用があったと連絡をもらって発覚して利用額約40マソ」
「うちだって36万円不正利用されたんだから、paypayすぐに100億円いくでしょう。我が家は登録してないしアプリDLさえしてない。クレカの情報はどこから漏れたのでしょう」
「Paypay経由でカード80万円不正利用されちゃいました。カード会社からの連絡はなく、マネーフォワードに上がってきて気づいた」
なにやら騒動に便乗した無作為なクレジットカード番号不正利用と思われる被害報告ツイートが続々と出されている。
もちろんこれらには「不正利用履歴のスクリーンショット画像が1件も無い」「真偽不明の噂を確定みたいに言うやつ全員逮捕されろ」「さすがに3万円でカード会社から連絡きたとかいうやつ嘘だろ」と信憑性を疑うものも少なくない。
一方で寄せられる被害報告は1件や2件ではないため、詳しい調査も必要な状況と考えられる。これらの不正利用が実際に発生しており、キャンペーン期間を短くしていたという結果でなければ良いのだが。(文◎編集部)