こんな動画公開して大丈夫なの？ 万引きは個人店では死活問題だが未成年の顔を晒す行為はやり過ぎでは
警察やしかるべき機関への通報を行うというこれまで当たり前と思われてきた手続きを踏まず、SNS上での告発から”私刑”を誘発するという騒動が相次いでいる。今回もまた同様の告発騒動が持ち上がっているのだが、未成年が絡む犯罪疑惑の情報公開とあり、告発自体が物議となることに。
騒動となったのは以下のツイートに添えられた高校生の万引きシーンを収めたとみられる動画。
【本日30日先ほどまでいた挙動不審の2人組(昨日は３人で来てた)はお金と商品を持ってきてください会計ののち動画を削除します ちなみに明日木曜日は定休日なので今日の21時までか金曜日以降にどうぞ】
動画は画質が悪いながらも、高校生とみられる男子生徒が制服のまま、カードバトルコーナーの椅子でキョロキョロと辺りを見渡しながら、カードの束をポケット（又はカバン）にしまう様子が記録されている。
これらが未会計のものなのかどうか、このまま店舗を出たのかどうか判別ができないため解釈の難しい動画内容ではあるが、高校生の顔や制服などが確認できる動画となっており物議に。
「おいおい ガキの将来潰す気かこの店」
「このテーブルと椅子がある場所はカードゲームで遊べるスペース？ そこに未精算の商品持ち込めるの？」
「ストレージのカード盗んでたのか…スリルを楽しみたかったのかね」
「これ動画だと取ってるかわからないけど、この子の親が凄腕の弁護士とか連れてきたら店対抗できるの？」
「カメラの位置が常設の監視カメラというよりは、特定の場所の隠し撮りだから、犯行はだいたい把握してて証拠とりたかっただけっぽいな」
「これ万が一この子たちが万引きしてなかったらこの店潰れるだろ」
「私刑もまた犯罪なんだよね」
「個人経営で盗まれるとマジで死活問題だならなぁ」
「少なくとも初っ端から顔晒す必要はないわマジで」
「子供相手に私刑はどうかと」
万引き疑惑の高校生に対する厳しい声もあるが、店舗側の晒し行為が行き過ぎなのではとの論調が大きな物となっている。
確かに経営の観点からは無視できない大きな問題であることに相違はないが、この動画を証拠として明らかな未成年を”犯罪者”と晒す行為は、やはり行き過ぎと言えるのではないだろうか。（文◎編集部）