なぜ「おっぱいパブ」はクラスター感染を発生させるのか そのメカニズムを徹底解説 コロナ禍において重要視すべき営業形態

その乳首、消毒してますか?

つまり、男性客と隣席し、おっぱいを揉ませ、キスまでするという、「三つの密」が行われていた。しかも、乳首を完璧に消毒していない限り、前の客が舐めた乳首をそのまま口に含むことになる。正直、これではコロナ感染の確率が高くなるのも致し方ない。

おっパブのリスクが高い理由はほかにもある。もっと直接的な風俗店、ソープやヘルスが原則個室での一対一でのサービスを行っているのに対して、おっパブのほとんどはキャバクラ様式の中~大箱の店内という“ひとつの空間”でサービスが行われている(間仕切りで個室感を出す店もある)。

このように中規模な密閉空間が完成している上に、おっぱいをむき出しにするプレイスタイルが重なることで、より他者の目に触れにくい状況が不可欠となってくる。そのために、照明を暗くしてキャストと客が密着する(ダウンタイムなどと呼ばれる)という知恵を使うのだ。だが、これがまた店側の管理を難しくする側面もあり、コロナ禍においては、不利なサービス形態と言わざるを得ない。

このような状況下、おっパブが生き残る為にはどうしたらいいか? 例えば、密を少なくして屋外での営業にでもすれば多少はリスクが減るだろうが、そんなことをやったら公然わいせつでパクられる可能性が大だ。当事者にとっては厳しい日々が続く。(文◎堂本清太)

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