強い怒りと呪い…関東某所に佇む恐怖の「黒い家」 一体何が奇怪な住宅を生み出したのか|『どうした!?ウォーカー』連載 第61回

 

また、家主曰く窓や扉が壊れ落ちているのは老朽化でも自身が壊したわけでもなく、この家を離れてしばらく京都に滞在しているときに「家が大変なことになっている」と知らされて、帰ってきてみると何者かに荒らされていたといいます。

家主の言葉の端々からは、荒らした人への恨み節が感じられることもありますが、詳しく語られることはなく詳細は未だもって不明のまま。塀に株券が数多く貼られている一帯もあり、その中には1997年に経営破綻をした山一證券のものも。具体性は見えないものの、家族か飼い犬の死と株への遺恨が、この家を生み出す一因になっていることは間違いないようです。

 

 

コロナによって自宅にこもり、コミュニケーションが断絶される時代が来ています。自分の中だけで煮詰めた精神は、こうした電波住宅を生み出す要因にもなりえるでしょう。もしかすると今年以降、全国各地に様々な電波住宅が現れる可能性も大いにあるのです。(取材・文◎Mr.tsubaking)

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