第二次女性器論争が勃発! 日本最古のエロ装置こと「大衆」「アサ芸」勝つのはどっちだ?|春山有子

 いま日本で、第二次女性器論争が勃発していることをご存知でしょうか。ことの発端は7月2日。ある週刊誌記者が振り返ります。

「なにげなしに週刊大衆の表紙を見ると、表紙に『局部』という文言がドーンと目立ち、さらにだめ押しで『女性器』という言葉までありました」(週刊誌記者)

 それだけなら、いち週刊誌の表紙として注目もしなかったといいます、が。

「翌週には『美しい女性器』、さらに翌週は極め付け。『女性器』『美名器』『イク女性器』と、1号につき3女性器の乱れ打ち。これは異変であると思わざるを得ませんでした」(前同)

 以降、当然のように女性器が表紙レギュラーとなり、こんにちまでの表紙を確認すると、「局部」「淫マン」「穴開帳」「国民的女性器」「スーパー名器」「美しすぎるアソコ」など、平均2女性器が掲載。一体なぜ、これほどまでに女性器が支配するようになったのか。出版関係者が言います。

「新編集長の就任にともない、過去の各週刊誌売り上げをあらためて調べると、表紙に”女性器”と打ってある週刊誌の売り上げが、グンと高いことが判明したそうなのです」

 その象徴といえるのが、2012年7月8日発売の週刊ポストの袋とじ企画、「女性器アートの4大巨匠」。このとき、40人分の女性器の石膏模型グラビアを掲載すると、たちまち話題に。味をしめた同誌は以降、武井咲が微笑む表紙で「アートとしての女性器」、優香の頭上に「芸術としての女性器一挙160個」、一瞬だけ「男性器の神秘50」を挟みつつ、臼田あさ美とともに「イク女性器イケない女性器」、深田恭子でも「20代の女性は40代60代でこう変わる」、さらに「超音波映像でとらえた!オーガズムで動く女性器」など、ほぼ毎週、大物芸能人の表紙に女性器が並びました。

 これに週刊現代が黙っているわけがありません。
 8月20日発売号の表紙に、「袋とじ特別付録 自宅でそっと開封してください 未開のエリアを新発見『Gスポット』進化論」と打ったのを皮切りに、「1万枚の性器写真には1万通りの”表情”があった 日本女性『外性器の研究』」、「特別カラー袋とじ 日本女性の外性器を測定・撮影した」、「開封注意! 日本人女性『外性器と恥丘』の研究」、「日本女性『外性器』の新発見」、「日本女性『外性器』の研究 その水分とにおい」、「日本女性の外性器を研究した天才科学者の『資料写真』」、「日本女性『これが私たちの外性器』25人アンケート『私の形はこのタイプ』特別座談会 間違いだらけの女性器伝説」、「私の女性外性器『痛点と発火点』を教えます」、「この企画の愛読者は男じゃなくて女でした 日本人女性の外性器『私たちはこう読んだ』」、「人気シリーズ『外性器』は奥が深いんです 座談会 私たちの『外陰部』をもっと知ってほしい」、「『世界の女性外性器』はこんなに自由に報じられていた」、「特別カラー袋とじ こんなの初めてみた! 宋美玄先生が診察した『女性外性器』」と、”外性器砲”で迎え撃つではありませんか。

 激戦と化した女性器戦線。しかし、終わりは突然訪れます。

「どうやら両誌、警視庁から”わいせつ図画公然陳列罪などにあたる可能性がある”など警告を受けたようなのです。結果、週刊ポストが11月頃に女性器戦線から離脱すると、粘り続けた週刊現代も2013年1月12日発売号で『これにて打ち止め! 最終結論 本誌の女性編集者がつくったリアル女性外性器』と、宣言をしたのです」(前・関係者)

 こうして幕を閉じた第一次女性器論争。これが時を経た平成最後の夏、週刊大衆の女性器弾にアサヒ芸能が反応したことで、第二次論争となったのです。

「大衆の売り上げを確認し、”女性器売れ”が判明したことで、8月7日発売号に『総力特集 半端ない女性器』『無修正女性器動画ランキング』と2女性器を放ちました。今後も続くのではないでしょうか」(前関係者)

 目に見えた売り上げ増がある一方、「弊害もある」と、関係者が明かします。

「女性器が放送コードに引っかかるようで、必ず表紙が映る『噂の! 東京マガジン』(TBS系)の看板コーナー、中吊り大賞こと『週刊! 見出し大賞』に選ばれなくましたね。また、表紙グラビアを飾る芸能人側から、『女性器の横はちょっと……』と難色を示されることもあるんだとか」

 そんななか気になるのは、中年男性の欲望扇情装置こと週刊実話の反応です。当然、この論争に参戦するするのかと思いきや。なんと、応戦と思われる”女性器”はほぼ皆無。といいつつ、「上戸彩Gカップ巨乳淫フェラ映像」「真野恵里菜 隠れEカップ巨乳パイパン新婚生活」「波瑠 隠れ巨乳手マン・手コキ映像公開」、など、つまりはマイペースに安定の実話節なのですが。

 第二次女性器論争の勝者はどちらか。女性器の尊さを再確認しつつ、見守りたいですね。(取材・文◎春山有子)