『スッキリ』ネットストーカー特集に反響! “モザイクアプローチ”の恐怖 一方「真似する奴も増えるんじゃ…」と危惧する声も
この日の『スッキリ』では、3日連続でSNSトラブルを特集した『スッキリtouch・特別企画3DAYS・SNSトラブル』の第1日目『ネットストーカー 悪質な手口』を放送。第一回目として、ネットストーカーによる『モザイクアプローチ』と呼ばれる手口を紹介しました。
モザイクアプローチとは、SNSの複数の投稿内容から断片的な情報を組み合わせ、自宅住所や個人を特定する方法。
番組では、過去にアイドル活動をする20代の女性が発信したSNSの情報から、モザイクアプローチによって、襲われた事件を紹介。この件で加害者は、以下の3つのSNS発信から情報を集めていたそうです。
- 外出先での自撮り写真を投稿→その瞳に映った景色から最寄り駅を特定。
- 自宅での自撮り写真を投稿→映り込んだカーテンの色や柄から、マンションの外から部屋のフロアを特定。
- 自宅でのライブ配信→配信中に特定したマンションに行き、特定したフロア各部屋のインターホンを鳴らし、配信映像から音が鳴ったことで部屋番号を特定。
この他にも、自宅住所や個人を特定する方法を紹介。実際にスタッフが道路で自撮りした写真を例にし、以下のような解説をしています。
- ガードレール→23区ごとにデザインが違うので区を特定できる。
- マンホール→マンホールの識別番号によって、おおまかな住所が特定できる。
- 投稿文→「散歩」とキーワードがあれば、自宅近辺の可能性が高いと判明。
- 時刻→「ゲリラ豪雨」など天気に関する投稿があれば、気象データから住所を特定できる。
さらに、本人が気を付けていても情報が洩れる盲点も挙げています。例えば、SNS投稿に「いいね!」をした相手はフォロワーや友人などの可能性が高いので、その相手のアカウントをたどり、SNS投稿の内容から「年齢・名前・職業・家族構成・誕生日」を特定するという、本人のアカウント以外から個人情報流出する可能性を紹介しました。
これらを受け、webメディア評論家・落合正和氏が『ネットストーカーから身を守る対策』として
・写真は解像度を落とす
・リアルタイムの投稿を避ける
・生活圏の投稿はしない
といった推奨例を挙げていました。
MCの加藤浩次さんは特集の締めくくりとして「このリスクは考えておいたほうがいい、子供達がSNSにアップしていますから、被害がないよう教えたほうがいいんじゃないかな」と注意喚起のコメントをしています。
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この放送に対しツイッターでは、
「ストーカーが行う、狙った相手の住んでいる所の特定方法は怖いなぁ。」
「SNSに投稿した顔写真から犯罪に巻き込まれた件は衝撃的でした」
「スッキリでモザイクアプローチの特集をやっていたけど怖い。自分は気をつけていても、他のSNSからばれたりするとかどうにもならなく無い?気をつけててるけど」
「自宅のカーテンやら近所のガードレールやらマンホールやら瞳の映り込みに注意しないといけないのね。」
など、その手口に驚きと恐怖の声があがっています。しかし、一部では
「スッキリでSNSストーカーの危険を特集していて、この投稿でどうやって場所割出しするかってのを見たんだが「あぁー。そうね。それ見るね」と思ったw けどさ、この特集って防御にもなるけど、技術を学ばせる事にもなるよなー…と心配にもなったよ」
「ネットストーカーの特集。勉強になるけど、予防する側だけじゃなく悪さする側にも情報与えてない?って気になった」
「そういや、さっきスッキリで、ネットストーカーの手口ってのを結構詳しく紹介していたけど、アレをテレビで紹介するのもどうなん?って思った…紹介してしまったことで、真似する奴も増えるんじゃないかと…」
など、具体的に紹介したことによって逆にネットストーカーの増加を器具する声もあがっています。
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