女性ファッション誌『JJ』が終了 赤文字系雑誌のパイオニアも赤字で惨敗 「お高く止まって読者と乖離してた」と関係者談

「実は、写真週刊誌『FLASH』の廃刊が先に社内では噂されていました。でも、『FLASH』は臨機応変に広告枠を広げて、ラブホテルの広告を載せたり、関連する芸能人の書籍を刊行したりして頑張りました。『JJ』は、社内でも出世コースだからそこまで柔軟性がなかったかもしれません」

『JJ』は女性アイドルグループを起用したり、今年から判型を小さくしたり柔軟にマーケティングをしていたようにも見えますが、複数の赤文字系雑誌で仕事をしたファッションライターは以前から危惧していたようです。

「プランを出さない社員編集者、外部のブローカーにネタも読者モデル集めも任せがちなライターが多かったです。過去の栄光に浸ったプライドの高さで、読者との距離が生まれているように感じていました。『JJライター』の看板を私的に使って、他社のサイトに有料宣伝記事を書いて稼ぐ人も散見されて、残念でした。

女性アイドルグループを起用して、頑張っていたようですが、ファンとファッション雑誌の愛読者は、層が違うのではないでしょうか。また、今はネットで服を買う人が増えているので、商社と共同プロデュースしたWEBを展開する小学館『CanCam』のように、もっとWEBを強化するべきだったかもしれません」(ファッションライター)

赤文字系雑誌の中で、『JJ』は業績が悪かったようですが、赤文字系雑誌マーケット全体も縮小しています。これは時代の流れでしょうか。

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