美人すぎる元市議・立川明日香は本当にトイレを流さない!? 『ほぼ日刊 吉田豪』連載59

元・美人すぎる市議こと立川明日香の『ノーモア立川明日香』(三空出版)読了。帯には「私のような子どもをこれ以上増やしたくない」と書かれていて、孤児院出身でしんどい思いをしてきた彼女の思いを込めたタイトルなのかと思えば、後書きでは「それと同時に彼女と関わった人間の気持ちでもあり、計らずもダブルミーニングになってしまった」と執筆担当者が嘆く、そんな本でした。水道をほとんど使っていないせいで居住実態がないと追求されて「トイレは毎回は流さない。それは水道代の節約で庶民の知恵」と言い切っていた彼女が、「だって、住んでませんでしたから」とあっさりカミングアウトして執筆担当者が「インタビューをしていて、何度目かだが、完全にずっこけた」と告白したりする感じ。「立川明日香は、しきりに貧乏揺すりをしていた。身体を横に背け、腕を組み、顔だけをこちらに向けている。インタビューに拒否反応を示しているのは明らかで、まったく心を開きそうにない」「どこか攻撃的で、人を威嚇した態度」だったりで取材は大変だっただろうけど、だからこそ彼女のことを相当突き放してるから面白いです。愛情がもらえない子供にどんな問題が出るのか熱く語った後、「そう言うとトイレに行き、流さないで戻ってきた」というエピソードで爆笑。選挙カーから各候補が窓から身を乗り出して笑顔で手を振る中、彼女だけはずっと車の窓を閉めたままだったのが「放射能が怖かったんですよ」って理由だったり、「ずっと体調不良だった立川は、その原因を川崎市の震災ガレキ処理のせいだと信じて」出版直前に地方移住しちゃったりで、ボクも何度か完全にずっこけました。

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Written by 吉田豪

Photo by ノーモア立川明日香

ノーモア立川明日香

すごいタイトル。