「進撃の巨人」のテーマ曲がX JAPANに決定するもボーカルはTOSHIではなくHYDEになった理由

 テレビアニメ「進撃の巨人」の第3期のオープニング曲が、「X JAPAN feat. HYDE」の楽曲「Red Swan」に決定したことが報じられました。ボーカルがTOSHI(現在はToshlと改名)ではなくL’Arc〜en〜CielのHYDEだということにファンはTOSHIの脱退を危惧しています。

 事情に詳しい音楽製作会社幹部は
「海外マーケットやアニメタイアップには、中低音の嗄れビブラートも魅力的なHYDEの声質の方が合っているでしょう。TOSHIは幼馴染のYOSHIKIにハイトーンボイスを買われてヘビメタに進みましたが、元々はフォーク少年です。
 L’Arc〜en〜Cielは、海外公演も成功を収めていますし、HYDEはアメリカの人気バンドのモトリー・クルーの楽曲カバーもこなしています。X JAPANのメンバーがバンドを始めた頃に目標としたバンドは和製モトリークルーと言われた44MAGUMでした。そのバンドのデビューで設立された事務所で最も成功したアーティストがL’Arc〜en〜Cielというのも、音楽的な価値観を共有しやすいようです」
 と声質や音楽性の問題を語ります。

 他にTOSHIは最近バラエティタレントとして仕事が激増していることもあるようです。
「お茶の間で芸人以上に楽しまれているので、今夏は、企業のパーティ等の仕事のオファーも殺到したようですが、出演料として一千万円を提示しているそうです。TOSHIの個人事務所は、X JAPANの活動とは別で、他のメンバーとの格差というか、価値観の相違が出ているようです。
 もし、今回のアニソンをTOSHIが歌ったら、ソロ興行で荒稼ぎされかねないことを危惧しているのかもしれません」(音楽プロモーター)

 HIDE、TAIJIという二人のメンバーが亡くなっていることもあり、オリジナルメンバーで仲良く継続して欲しいというのは、ファンの願いでしょうけれども……。(文◎冴島奈穂美)