五股不倫騒動の乙武クンは元々そういう人だった!|ほぼ週刊吉田豪

 乙武君の五股不倫騒動で「そんな人だとは思わなかった!」「ガッカリした!」的な反応が意外と多いことに驚きました。乙武君はそういう人だって、ボクはずっと言い続けてきたのに!

「僕がツイッターを始める十年以上も前から、僕の『ブラックさ』『エロさ』に気づき、記事にしてくれていた人物がいた。インタビュアーとして評価の高い、吉田豪さんだ。彼の取材対象に対する膨大な情報量と、表面にとらわれない観察眼には、心底驚かされた」

 数年前、乙武君もツイッターでそうつぶやいていたんですが、そんな彼のエロ部分を直接目の当たりにしたのは中村うさぎ先生と一緒にゲイバーに行ったときのこと。ボクが合流した時点ですでに泥酔していた乙武君は、「この 人は僕の本当の姿を初めて記事にしてくれたんだよ!」とか褒めてくれたかと思えば、「一緒に写真を撮って下さい!」と言ってきたキャバクラ嬢に「ねえ、電話番号を教えて!」と口説いたり、美人ニューハーフにテンションを上げまくったり、トイレに行くときは「私が乙武さんのナニを持つ!」と奪い合いになったりで、これはおそらくツイートしちゃいけないんだろうなと思ったら本人が「中村うさぎなう」「ゲイバーなう」とつぶやいていたから、まずビックリ。

 そして、深夜3時ぐらいに泥酔した乙武君が車椅子を蛇行運転しながら帰っていった直後、「妻が陣痛なう」とつぶやいて、その直後に次男が誕生。つまり、そんな大事なときにゲイバーでキャバクラ嬢を口説いていたぐらい、かなりどうしょう もないタイプなんですよ!

 バンドを組めばCOWPERKINGと名付けたり、峰なゆかに「乙武さんがこんな人だと思わなかった。AV男優として出てきたらめちゃくちゃ売れると思うよ。出てくれる?」と言われれば「面白そうだね!」と返したり、さらには親友がホストをやっている関係で自分もたまにホストで働いてたり、源氏名が枕(枕営業の意味)だったりと、乙武君はそういう人! ちなみに、そんな状態でゲイバーに行ってたことについて奥さんに怒られることもなくて、「自由です。よく『ケンカしないんですか?』って言われるんですけど、結論から言うとしないんですよ。どの場面でも言ってることが向こうのほうが100パーセント正しいんで。だから、もうケンカにならないんですよね」と発言 。

 乙武君は健全なイメージが強すぎるせいか、そういう自分の駄目っぷりを告白しても「謙虚ですね」と言われちゃうとのことで、「だから、周りに『あいつダメだよ』って言ってもらわないと」と発言していたんですが、本人曰く『五体不健全」な男なので、いま順調に「あいつダメだよ」と言われまくるようになって良かったですね! いや、もちろん政治家になる上ではマイナスだろうけど、乙武君の誤解が減ったって意味ではこれはこれで良かったんじゃないかと本気で思ってます。

Written by 吉田豪

Photo by  五体不満足完全版

五体不満足 完全版

誤解が解けた!