岡本夏生のテレビ復帰の道はふかわりょうとの和解しかない!?|ほぼ週刊吉田豪

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 岡本夏生に関しては、彼女の『5時に夢中!』降板が決まったときにボクがつぶやいた「彼女を生放送で起用したことと、今日までレギュラー出演が続いたこと自体が奇跡だと思ってます」ってことに尽きるんですけど、あの人を生放送で自由に発言させたら何が起きるかわかったもんじゃないわけですよ。

 いまデンジャラス・クイーンと呼ばれるべきなのは、北斗晶じゃなくて岡本夏生! 実際、香里奈に対する発言で芸能界の超大物を激怒させたこともあったぐらいなのに、それでも彼女を降板させなかったTOKYO MX恐るべし!

 ただ、どれだけ彼女が暴走してもいい感じのフォローを入れてくれた北斗晶というタッグパートナーを失ったことで、いろんなバランスが狂っちゃったと思うんですよね。

 まだ彼女が『5時に夢中!』のレギュラーだった今年2月末にボクがJ-WAVEのふかわりょうさんの番組に呼ばれたとき、「これまでインタビューして印象的だった人っていますか?」と質問されて、「いちばん大変だったのが岡本夏生さんなんですけど、あの人がMXの生放送にいまでも出続けていること自体が奇跡だと思うんですよ」とボクが答えたら、ふかわさんも「奇跡ですよね……。揉めました?」と発言。

 この「揉めました?」という発言自体、彼女が各方面で揉め続けていなきゃ出てこないと思うんですけど、ボクが「は い。いちばん彼女が落ちてた時期で、いちばん人間不信だった頃、取材に行っちゃったんで……」と返すと、ふかわさんはこう言ってたわけです。

「あの人、僕が言うのもなんですけど、世界中で僕にしか心を開いてないんですよ」

 芸能事務所が信用できなくてフリーになり、家族をマネージャーにしても信用できなくてクビにして、自らマネージャーも兼任してきた彼女が、北斗晶の闘病によって上田馬之助というストッパーを失ったタイガー・ジェット・シンみたいな暴走モードになり、イベント『ガチハル』でふかわりょうと公開ガチ喧嘩をしたいま、唯一信用できたパートナーまで失うのは、あまりにも危険。ボクが取材に行った頃みたいな人間不信の塊に戻る前に、どうにか彼女流のやり方でふかわさんなりTOKYO MXなりと和解するべきなんですよ。

 たとえば『5時に夢中!』の生放送中、半蔵門のスタジオの背後に浅草サンバカーニバルのコスチュームに身を包んだ彼女が背後に映り込むとか、そういうゲリラ活動によって降板されてもレギュラー出演を勝手に続けたりしていけば、TOKYO MXというある意味異常な放送局なら、それを面白がって復帰させる可能性も出てくるんじゃないのかなーと思ってます。

Written by 吉田豪

Photo by  女囚さそり 殺人予告

女囚さそり 殺人予告

暴走モード発令中。

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