引退危機の能年玲奈、気になる「そのあとに…」|プチ鹿島の余計な下世話!

 先週、『「あまちゃん」そのまえに…』という番組収録に参加してきた。CS初放送ファミリー劇場では今「あまちゃん」(2013年NHK朝ドラ)を放送していて、6月から「東京編」がスタートする。

 あまちゃん好きな人々が集まる「あま鮨」の大将が水道橋博士さん、私プチ鹿島が板前で、そこにゲストが次々にやってくる……という設定のトーク番組。

 あれから3年経ったけど、いったん話し出すと止まらない。あらためて全員でしみじみしたのは主役の天野アキを演じた能年玲奈の特別さだった。「あのピカピカ感はすごかったねぇ」という。

 現在はほぼ露出がない彼女だが「6月に現在の事務所との契約が切れるらしい、そのあとにどういう動きがあるのだろう?」という話題にもなった。

 するとその2日後に「能年玲奈、事実上芸能界を引退へ。」という記事が出た。発信元は週刊女性。事務所から独立してもトラブルメーカーのイメージがついて今後は大変だろうという内容。この記事は「引退」という文字のインパクトが大きくて話題になったのだと思うが、私はむしろ「6月」を間近に本当にザワザワしてきたんだなと感じた。これもひとつの情報戦である。

 今までも「能年は干されている」と書く記事もあれば「能年が事務所の言うことを聞かない」という反対の記事もあった。真相はわからない。大人の事情は知らない。だからファンは勝手な妄想をするしかない。いつしか「あまちゃんで母親役をやった小泉今日子がドラマ同様に助け舟を出してくれるかも」という声が出始めた。こうなるともう予想ではなく希望だ。

 たとえば「あまちゃん」を見てた人は『ヒロインを演じた能年玲奈ちゃんの瑞々しさはアキそのもので、この子を全力で守りたいという気持ちにさせてくれる魅力的な女の子だった。』というかつての小泉今日子のエッセイ(「SWITH」2013年10月号)を思い出し、勝手に拡大解釈して期待している。私がそうだ。

 たとえば「あまちゃん」で共演した人たちは舞台出身の人が多い。なら、その縁でしばらくは映画やドラマではなく舞台活動でもよいのでは? と勝手に期待している。私がそうだ。

 この際、誰が悪いかとかはもうどうでもいい。裏事情より表のことだけを考えたい。だって露出がほぼ無くて3年経っても「あの子は良かったよね~」と今も皆の話題になる役者はなかなかいないからだ。

 本人にやる気がないならともかく、もし出たくても出れない状況があるなら本当になんとかならないか。

『「あまちゃん」そのまえに…』というか『「あまちゃん」そのあとに…』が気になるこの頃です。

Written by プチ鹿島

Photo by 連続テレビ小説「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラック