ボクがこれをRTした理由『倍賞寛子(アントニオ猪木の娘・猪木寛子)と菅野志桜里(山尾志桜里)』|吉田豪・連載第四回
倍賞寛子(アントニオ猪木の娘・猪木寛子)と菅野志桜里(山尾志桜里)。
https://twitter.com/WORLDJAPAN/status/941274746062217217
吉田光雄
@WORLDJAPAN
20:52 – 2017年12月14日
W不倫騒動と小林よしのり先生の推しメンとしてお馴染みの山尾志桜里議員が、ミュージカル『アニー』の菅野志桜里だということに最近ようやく気付きました。
彼女が東大生だったときにリリースされた現在入手困難な受験本『アニーの100日受験物語』(95年/ごま書房)、ボクも持ってますよ!
アントニオ猪木と倍賞美津子の娘・猪木寛子と『アニー』のダブルキャストで86年にデビューした当時、彼女はまだ小学生。そして、後に東大に合格するだけあって昔から読書家だった彼女は、この本でもこんなことを語っていたわけです。
「私は小さいときから本が好きで、どんなときでも本を手放したことはありませんでした。『アニー』の公演中だろうと、ふつうのときだろうと、私にとって本を読むのは、顔を洗ったりするのと同じで、ごく自然なことだったのです。『アニー』の公演の合間に読んでいた本は、渡辺淳一さんの小説などが多かったように覚えています。小学六年生くらいですから、ちょっとませていたんですね。で、なぜ渡辺淳一さんかというと、医学を扱った作品が多かったからです。私の父が医者だということが大きかったのでしょうけど」
……って、ちょっとどころじゃなくませてますよ、それ! 小学生から『失楽園』で知られる不倫小説の帝王・渡辺淳一の作品を読んでいたのが、全ての原因なんじゃないかとボクには思えてきました。
ちなみに、86年当時の渡辺淳一の最新作といえば映画化もされたW不倫小説『別れぬ理由』! よくできた話!
文◎吉田豪