「安保というのはですね…」流ちょうな日本語で記者会見する金大中氏
韓国の歴代大統領のうち、日本の統治下で教育を受け、成人した朴正煕(パク・チョンヒ)、金泳三(キム・ヨンサム)、金大中(キム・デジュン)の3氏は日本語が堪能だった。
このうち、いちばん先に大統領になった朴正煕氏が、軍事クーデターで実権を握ったのが1961年5月。金泳三政権をはさみ、最後に大統領になった金大中氏の任期は2003年2月24日までだった。途中、日本の話せない大統領の時代もあったが、実に40年以上にもわたり、韓国政界の指導的位置に、韓国語と日本語のバイリンガルが君臨していたのである。
下の動画は、金大中氏が野党政治家時代に記者会見したときのもの。20秒足らずの、安全保障に関する断片的な言葉を収めただけのものだが、彼が日本語で、政治について十分に深い議論ができたであろうことをうかがわせる。